西部劇は以前も書いたように、色々な制約や客離れで現在では作りづらい状況のようです。
そんな状況が始まった70年代ウエスタンのいくつかと、一頃は西部劇の雄となったスタージェスの黄金期の作品を並べてみました。
言うまでもなく、スタージェスの代表作の一本ですね。
本人としては決闘のその後も描きたかったようですが、当時は受け入れられなかった訳で、やたら派手な決闘シーンが見ものですね。
スタージェス自身はやはり、その後に未練があったようで、後に「墓石と決闘」を作ります。これはこの作品とは対照的な渋めの傑作でした。個人的には「墓石と決闘」をスタージェス西部劇の最高傑作だと思っています。
スタージェスが西部劇から現代物や戦争映画を作り始めた頃、TVウエスタンやマカロニウエスタンの登場により本場ウエスタンはすっかり荒らされた感があり、その両方で名を上げたイーストウッドと手を組んだスタージェス最後の西部劇。
そのスタージェスの所謂決闘三部作の一本「ガンヒルの決闘」の題名だけ頂戴した作品で内容的なつながりは全くありません。西部劇版「ペーパームーン」といった感じ。
監督ヘンリー・ハサウェイも日本ではスタージェスの亜流的な題名になっていると知ったら、ガッカリしていたかも、だからというわけではありませんが、いささか颯爽感に欠ける作品でした。
やはりスタージェスの傑作から始まったシリーズ第4作。とはいえ元祖は「七人の侍」というのはあまりに有名。
スタージェスの手を離れ、ここまで来てしまうと殆どプログラムピクチャー的になって、これにて打ち止め。
なにしろイーストウッド同様マカロニからスターになったリー・バン・クリーフ主演。だからか、どことなくマカロニ臭も漂う作品でした。
さて、こちらはドミトリクの晩年の西部劇。
イギリス人コネリーとフランス人バルドーの共演が珍しい(結局それだけの)一作。
さて、60年代にマカロニが荒らしたウエスタンも本場に乗り込み作られるようになります。
この場合アメリカ資本なのでマカロニとは言わないのでしょうか?
アンソニー・クインとフランコ・ネロの顔合わせが珍しい(結局それだけの)一作・・・ああ書いているほうもマンネリ。
と、マカロニに荒らされた60年代西部劇に活を入れるような傑作「ワイルド・バンチ」は、本場が作ればマカロニなんて屁でもねぇってなもんで登場したサム・ペキンパーの作品。
歌手のクリス・クリストファーソンがビリーに扮しジェームス・コバーンがギャレット、そしてボブ・ディランも登場する異色作。
そのペキンパーが作った現代版ウエスタンとでもいう作品。
時代遅れの西部男をマックィーンが演じ、ペキンパーの多くの作品に共通のテーマ、西部劇の終焉を描いた作品。






