今年も師走となりました。
本日12月8日は太平洋戦争の開戦日です。
それを描いた作品は、最近では「パール・ハーバー」があります。映像的にはCGで描かれた戦闘シーンは迫力満点でしたが、内容的にはいささかな点も多く、パール・ハーバー攻撃だけを描いた、50年近く前のこちらの作品が映画としては見ごたえがあります。
黒澤明の降板問題でも有名ですが、あの問題はどうやら日米間の意思の疎通がなされてなかったから起きた問題のように思われます。
黒澤はあくまでも総監督という立場だと思い込み、製作者ザナックとしてはあくまでも日本部分の請負監督としか考えていなかった訳で、それを取り持ったブローカー的人物が黒澤に説明をしていなかった事によるズレと、不慣れなスタッフの中で仕事をする黒澤に重度のストレスをかけてしまった結果なのでしょう。
娯楽映画の製造工場のようなFOXに対にしてみれば、日にちだけ経過して一向にフイルムが届かない下請け業者は切るしかなかった訳です。
結局、FOXも黒澤もブローカーに振り回された被害者だった事になります。
そして12月というと10日にはノーベル賞の授賞式があります。
今年は日本の大隅良典さんの受賞で注目が集まりますが、一頃はどうなるかと思われたボブ・ディランも受賞を快諾し、それも話題になりますね。とはいえ授賞式は欠席するようですが。
そのボブ・ディランも出演したザ・バンドの解散コンサートのマーティン・スコセッシによる記録映画です。
年末というと日本ではベートーベンの第9交響曲が演奏されます。
もともとは楽団員のモチ代稼ぎだったという説がありますが、壮大な合唱は年の終わりに相応しい幕の閉じ方かもしれません。
その第9番をモチーフにして、しかもシンセサイザー演奏でとんでもない使い方をした映画がこちら。
映画の中で使われる曲はベートーベン以外にエルガーの威風堂々とか、音楽に凝るキューブリックらしい作品です。
しかし内容は不良小僧の顛末で、かなりハードなバイオレンス映画です。
しかし、最近のいろいろな事件を見ていると、この映画ほぼ現実化しているのではあるまいかと思えてきます。
暴力をふるうのは人間だけじゃありません。暴力の象徴のような怪獣も街を壊します。
とはいえ、このコング君はねじり鉢巻きで手にした車を壊す様子もなく、子コングには安全運転の幟と、かなり友好的な感じ。
眼鏡を買いに来たけど、大きさが合うのが無かったのかな?
12月8日というと真珠湾攻撃が思い浮かんだものですが。
最近ではジョン・レノンの命日という方が有名になっているようです。もっとも時差にの関係で日本時間では明日になるのかな?
平和を歌った二人の歌手が、一人はノーベル賞となり、もう一人は暗殺される。
人類は「時計じかけのオレンジ」に入り込んでしまったのか。
安倍首相は真珠湾訪問をするということです。不気味なトランプも控えています。
世界はどうなっていくのでしょうか?



