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おっさんのひみつ ~グンマーの英語学習~

33歳から英語学習を開始したおっさんのひみつに迫る、英語上達完全マップによる学習の記録、でした。
グンマー、群馬サファリパーク、ニチアサキッズタイムとなんでもあり、そう思っていた時期が私にもありました。
あーさんとぽっさんに捧ぐ。

初の実用書?というかビジネス本。
かの有名なクリステンセン教授がイノベーションのジレンマに迫る!
288ページ、約7万2千語。

●The Innovator's Dilemma: When New Technologies Cause Great Firms to Fail
評価:★★

結論:ビジネス本は日本語に限る

多読しながら仕事に役立つ知識が得られて一石二鳥、そんなのは幻想だった。
もちろんある程度英語力があれば読めるし、概念は身につく。
でも、ビジネス本って自己啓発以外に理論武装的なところもあるじゃない。

一般に流通している日本語でないとマウント取れないんじゃー!!

それが有名な本であればなおさら、プロトコル合わせないと通じない。
「ディスラプティブなテクノロジーがサァ」とか、ルーさんじゃあるまいし。

たまに横文字で煙に巻くタイプの御仁がいるけど、相手に伝わる言葉選びも大事だと思うよ。

コンペチターをディフィートしてマーケットをオキュパイするのかい、しないのかい?

そもそも題名からして「イノベータのジレンマ」が本来なのに。
流通してる日本語つっても、イノベーションの意味を知ってる日本人半分もいねーだろ。

著者の意図を無理やり曲げるような翻訳はどうなんだろね。

あ、内容は参考になりました。
弊社(出向先)にも競合を駆逐するような破壊的技術が欲しい。
萌え大賞は、必要以上に詳しくHDD業界の栄枯盛衰に密着するクリステンセン氏。

すげえ単語集に出会ってしまった。
鉄緑会とは中高6年一貫校の生徒を対象とした東京大学受験指導専門塾。
鉄緑会英語科が貴方に贈る、いわゆる単語帳とは一線を画す問題作。

●鉄緑会 東大英単語熟語 鉄壁(改訂版)
評価:★★★


いやこれ最高です!!


ただし中~上級学習者向け読み物として。
一般の大学受験生には余計な情報が多すぎてビタイチ使いこなせないと思う。
受験生は英語だけじゃないからね、東大目指してなけりゃ手を出すべきでない。

英語を深く理解したい大学生や、ひと通り学習して伸び悩んでいるTOEIC野郎におすすめしたい。
イラストによる概念イメージと関連付け、派生語をまとめて覚えるという理に適った構成。
接頭辞・接尾辞による語源説明、これがまた非常によい。
いまいち覚えられなかった単語を理解するきっかけが得られるはず。

DUO3.0を仕上げるくらいの実力があれば読み物として楽しめる。
言い方を変えると、単語レベル的にはDUOプラスアルファ程度。
むしろ単語帳としてDUOの完成度の高さを思い知る。(学習者のトレンドではないけどな!)

電車の中で観察すると、単語帳は「システム英単語」か「ターゲット」がトレンドっぽい。
高崎が誇る二大進学校の子が使ってた「システム英単語」、おっさんもやってみた。
→ただの単語帳ってつまんねー!!
んで総合英語としては「ヴィンテージ」のシェアが高そうで一読するも、ほぼ問題集で挫折。
FOREST通読が趣味のおっさんに大学受験特化のテキストは役に立たなかった、というお話。

村上春樹作なれど、ムラカミワールドとは関係ないノンフィクション作品。
原作「アンダーグラウンド」と続編「約束された場所で」が一冊になっている。
309ページ、約9万1千語。

●Underground
評価:★★


地下鉄サリン事件の被害者、また加害者にインタビューした内容をまとめた作品。
未曾有の無差別テロ現場で何が起きていたか、何を感じたのか。
当然エンタメ性は低いので万人におすすめはしないが、リアルな記録となっている。

それぞれの立場でいろいろな見方があるもので、善意の信者の証言とかも考えさせられる。
でも、やはり被害者はたまったもんじゃない。
兄妹のディズニーランドのくだりとか、もうね。

胸が痛むのでもう二度とこの本開くことはないだろうな。