GONE WITH THE エイジアンウインズ!!
第3回 ヴィクトリアマイル
1着 エイジアンウインズ
2着 ウオッカ
3着 ブルーメンブラット
4着 ヤマニンメルベイユ
5着 ニシノマナムスメ
エイジアンウインズが初距離、初競馬場、G1初出走を克服し見事に女王の座に輝いた。レースはなんとピンクカメオが引っ張る形。それにヤマニンメルベイユ、ニシノマナムスメが続く。道中は予想通り、かなりのスローペースで進む。そして、直線に向き、最初に動いたのはブルーメンブラット。残り400mで先行していたピンクカメオとヤマニンメルベイユの間を割って先頭に立つ。しかし、残り200m直前で動き出したエイジアンウインズ、ウオッカが外からブルーメンブラットを捕らえにかかる。エイジアンウインズがゴール前でもう一伸びし、ウオッカ、ブルーメンブラットより早くゴールを駆けぬけた。
勝ったエイジアンウインズは重賞連勝、そしてウオッカを封じ込め、見事、女王の座を射止めた。おいだしのタイミングも絶妙で外のウオッカがおいだしたタイミングよりワンテンポ遅くおいだしていた。これが最後の伸びにつながったのだろう。この勝利により1600mを克服したと思いたい.。ただ、あまりにも道中がスローすぎた。そのため、直線400mの瞬発力勝負だったので、一概に克服したとは言えないかもしれない。ただ、今後も勝てる可能性は血統から見ても大いにあるといえるだろう。
◎ウオッカがブルーメンブラッットをハナ差競り落とし2着。スタート直後押して押して中団の前目につけた。上がり33.2だけを見ると面目を保てたように見えるが、最後は完全に止まっていた。ジャパンカップ以降、どうも最後の最後で足が止まってしまう。今日は、馬体重も今までもっとも軽い478kgでの出走。目にみえて万全ではなかった。だがしかし、勝たなければならなかった。これで見限るのは早計だろう。一度休みを挟んで今秋にもう一度ウオッカを見てみたい。
3着になったのはブルーメンブラット。今回は自力で勝ちにいったのだろう。誰よりも先に動き、それでいてウオッカにクビ差なのだからよくがんばっている。
4着は▲ヤマニンメルベイユ。展開が向かなかった。向かないヨーイドンの競馬で4着に粘ったのだから、得られる最良の結果を手に入れたといえるだろう。
5着には△ニシノマナムスメ。今回は果敢な積極策。やるべきことをやって掲示板を確保した。十分な結果だろう。
6着に△ピンクカメオ。まさかの逃げをうったが、やはり粘れず。もうこれしか残ってなかったんだろう。しかし、今日の状態、気合乗りともに近走一番だと思って期待していたので、正直がっかりだった。関係者は7着内に入れたから満足だろう。
7着は不利を大きく受けたジョリーダンス。今日の展開は彼女向きではなかっただろうがせっかくいい位置につけていたのにもったいなかった。
8着になんとか○ベッラレイア。休み明けの影響か、それとも力負けなのか。後者ととられてもおかしくない負け方だった。
9着のトウカイオスカーは不運の一言。行こうとしたところでまえが狭まる不利を受けさらに外へ持ち出さなければならなかった。上がりも33.7を出していたが。。。次回は狙える。
10着にタニノハイクレア。実力通りの順位だろう。
以下、レインダンス、タイキマドレーヌ、マイネカンナ、△ローブデコルテ、パーフェクトジョイ、テンイムホウ、ベルモントプロテア、アルコセニョーラの順。
エイジアンウインズの勝利で終わったヴィクトリアマイル。終わってみれば超スローペースで直線だけの競馬だった。このため、距離適性より、いい位置につけていて、瞬発力の優れている馬が勝ったレースだった。