こんにちは🌞吉川正子（仮）です
今回は文章のみです！
先日JRAの調教師試験の結果が発表され、7名の方が合格されました。その中には福永祐一騎手の名前もありました
つまり、福永騎手は来年の2月で騎手を引退することとなりました。華々しい成績を残し、まだ騎手としてやれるにも関わらず、新しい道へ行かれます
私は個人的に福永騎手に思い入れがあります
節目となる二つのレースを競馬場で観戦したことがあるからです
競馬学校では花の12期生と言われました。同期に初の女性ジョッキーとなった牧原由貴子騎手、田村真来騎手、細江純子騎手や初の双子ジョッキーの柴田大知騎手、未崎騎手、テイエムオペラオーで数々のタイトルを獲得した和田竜二騎手がおります
その中でも福永騎手は名手福永洋一さんのご子息として話題も期待も高く、新人賞も獲得する素晴らしい成績をおさめました
しかし、騎手1年目では期待されていた重賞（競馬の中でも大きいレース）を勝つことができませんでした
あの当時、私は会社帰りによく大井競馬場や川崎競馬場へナイター競馬を見に行きました。当時の川崎競馬場では女性の姿はあまり見かけませんでした。一人で行くとパドックで尊いオッチャンやオバチャンによく話しかけられて楽しかったものです
1997年の夏に川崎競馬場で行われた牝馬の重賞、エンプレス杯を見に行きました。そのレースを勝ったのは、福永祐一騎手騎乗のシルクフェニックス！
福永祐一騎手、重賞初勝利！㊗️
おおー、祐一初重賞やん！とりあえずウィナーズサークル（表彰式が行われる場所）行っとくか
一番前取れた〜。やったぜ
表彰式よく見えるなー。観客も祐一おめでとう！ってお祝いムード！
福永騎手も嬉しそうに川崎競馬場マスコットのぬいぐるみを観客へ向けてポンポン投げます。ぬいぐるみを手に入れようと、私の後ろからたくさんの手が伸びていました
すると、馬主さん（恐らくシルクの役員の方）が大きな花束を持ってこちらへ歩いてきました。その花束をもらおうと、またもや私の後ろからたくさんの手が伸びていました。そこで馬主さんがおっしゃいました
この花は女性に…
…ん？……ん？
アタクシ⁈
横を見ても後ろを見ても明らかに牝とわかるのは私だけでした！ありがたく花束💐を頂戴しました
でっかい花束抱えて京浜東北線に乗って帰りました…
福永騎手の初重賞を見てから20年以上経った5月、私は東京競馬場におりました。そう、日本ダービーです
基本的にダービーや有馬記念のような超混雑する時に競馬場は行かないのですが、この日は偶々行っていました
日本の競馬ファンが最も入れ込むのが日本ダービーです。たしか10万人くらいの入場数があったと記憶します。当然どこも混雑が激しいので私は向正面にいました！
ファンファーレが鳴ると、観客の声援がとても響いて迫ってくるようでした。ものすごい迫力がありました
向正面の波板の隙間から18頭が駆け抜けるのが見えました。どの馬もがんばれー！そして勝ったのはワグネリアン！
ん？ワグネリアン⁈あ！祐一や！ついに！
福永祐一騎手、悲願のダービー制覇！
㊗️㊗️㊗️㊗️㊗️㊗️㊗️㊗️㊗️㊗️㊗️㊗️
えーもん見せてもろたわ…
福永騎手の節目となる2つのレースを生で観戦した者としては、やはり寂しさはあります。ただ、無事に騎手生活を終えることができることは良かったとも思います
福永騎手の調教師としての活躍も、どのようになっていくか期待しております