さてと さあ~糸にするわよっ

精麻(せいま) の状態だと 繊維がまだぺったんこのまま

精麻から 糸を績(つむぐ)事が出来る状態まで

幾つか工程があるの

煮て 乾かして 繊維らしさを取り戻してもらう為に 

上から すとーーーーんと床に落とす

その工程が終わったら 初めて

「績み」 (うみ) ができるのね~


あっ ちなみに 

植物の繊維をそのまま つなげる場合は 績(つむぐ・うみ)と呼んで

羊毛の様にスライバー(ふわふわにしたもの)した物を

糸にする場合は 紡ぐ と言うのね。

さあ~てと

ヘンプの木は根元を あたま と呼んで

先を しっぽ と呼んでいるのね

先が動物のシッポに似ている事から そう言われてるのさ


して

この あたま と しっぽ がとても重要で


績みをする時シッポに次のアタマをくっつけるのね~

これ間違えちゃ あかんのね~

そこにはちゃんと意味があるのさ


枝を折ろうと思ったら 上に向かって引っ張っても折れやしないしょ

でも下に引っ張ったら 簡単に ポキッと折れるでしょ


木は上へ 上へ と向かって伸びている証拠よね

だから木の皮(繊維)もそうなのよ


強さを出す為には 繊維の方向を 一緒にする必要があるのね~






さあ~てと
糸 績み



図の様に 撚りをかけるの


あ~たこれが 案外と 難しいのさ


その後

1本になった糸を


最後 水をつけながら

スピンドルで 撚りをかけて


おすまい






芯のこの白いのは 

大麻の中心 おがら (茎)




みてみてよ~

中心こんなに空洞になっているのよ~


みてみてよ~



だからね 繊維も 同じように

空洞になっているのっ


リネンもそうよ


だから

呼吸をしている

この空洞が 熱を放出したり

水分を放出したり

熱を溜めたり


あ~た 忙しいのよ











何故に そんな面倒な事に興味があるのかというと

今の社会とても便利でなんでも直ぐに手に入るわよね、
それはもう出来上がった物で、その過程なんて知らないわよっ

だけど とんでもない物が入っていたりするでしょ~
そんな事を気にも留めなかった自分で、でも 一つ気になりだしたら
あかーーーーん 気になる・・・・となり。

例えばコンビニのお弁当が なしてあんなに日持ちがするのか
防腐剤が入っているのよね、それも一緒に 食しているのね・・・
ひぃ~ いらんわそんなもんっ

でも 絶対に 必ず スーパーで売っている物には
人の体には本来不必要いや毒というものが入っている
それを毎日毎日食しているという事は 毒が蓄積されているという事


でも毎日の生活の中で 全てを無農薬・無添加の物を使うのは難しい
いやできないわよっ

だからたまには デトックス が必要なのかもねっ

ワタスはハーブティーで そうしている。
効いているのかいるのかしらんっ うふふふっ

気持ちの問題でね 自分が安心するから いいのっ


だから昔の人は 今の様な便利な社会でなかったから
自分で作るしかなかったのね、そんな中で 知恵が生まれて


反対に 無駄な事が無い

ワタスはそこに とても惹かれているのね~



少し便利な 所から 不便な所に 行ってみると

初めは 「不便だわ・・・」と 思うのだけど


人は 凄いのよっ


慣れ 


慣れてしまうのね・・・・

して


それが当たり前になる・・・・

人間って凄いのよっ

不便に慣れるとさ


今度は 自分で 道具や やり方を

考えて 作り出してしまうのよね

人間って凄いのよっ

ふんっ



あっ 人が生きていく上で

必要なのは 「衣食住」 でしょ~

食・住 は人間以外の動物達も必要としているけど

衣だけは 人間だけが必要としているのよ

だから 人にとって 衣 は一番大切なものだと

昔の人は言ったのね~ あ~た


だから 体に身に着ける物

できるだけ 自然素材でありたいと・・・・


なので


素材にワタスはこだわって いるのさっ


ジャンジャン




あっ


そうよっ

「かあさんの歌」


かあさんの歌 歌ってみてよっ

2番知っている?

さあ~ 歌うわよっ

一番
「かあさんが~よなべをしてぇ~ るるる~ てぶく~ろ あんでくれたあ~ るるる~」

二番
「かあさんは~あさいとつむぐ~ ららら~ いちに~ちつむぐ~ ららら~」


この あさいとつむぐ これ ワタス ずーーーーーと

朝一番に糸を紡いでいるのね・・・と思っていたのよ


ちゃうのよ

麻糸績~(あさいとつむぐ)なのよね 

昔は普通に 母さん達は自分で糸をつむいで いたのね。