テーブルには識別子(ID)が使われる
さて、本の整理ですが、どのようにしましょうか?
今でこそ、ISBN(本の裏に付いているバーコードですね)が、どの本にもついていて整理できるようになっていますが、その昔、本屋さんで注文をするときは、
- 本の名前(タイトル)
- 著者名
- 出版社名
を伝えるしかありませんでした。
そう、今でも、Amazon などでは、書名で検索ができたりしますよね。
この3つは、本の整理には外せないものなのです。
というわけで、これをそのまま Excel に書き出すと、
になります。
普通に、「タイトル」、「著者名」、「出版社名」で並んでいますね。
実は、どの本なのかを特定するにはこれで十分なのです。
ですが、コンピュータではちょっと扱いにくいですね。
例えば、
「Linux入門講座」の本をください。
と言われた時、どの作者かどうかを調べるためには、
そう、全部のデータをチェックした後に、
著者さんは「水口克也」さんですね。
と確認しないといけません。
これはなかなか面倒です。
調べるときにも、本のタイトルは正確でないとダメだし、言い方を間違っただけで、見つからなくなってしまいます。
なので、識別子(ID)というものを割り振ります。
※ 書籍の場合は、ISBN がいいんですが、ここではデータベースの説明のために ID にします。
※ ID というのは、Identify(識別子)の略です。
IDを割り振っておくと、書名を伝える代わりに、
IDが「X0003」の本をください。
と伝えることができます。
「Linux入門講座」というタイトルを使うよりも、短くて伝えやすくなります(覚えにくいですが・・・)。
データベースでは、こんな風に、
ID(識別子)
がたくさん使われています。
次回は、テーブルの中でデータが、どんな順序で並んでいるのかを見ていきましょう。