はいこんにちは、からばこです。月曜日ですね。つらい。

今更ですがディーヴァグランプリお疲れさまでした。私はまほまほで3−2でした。

結果を残すことももちろんですが、当日はそれ以上に、ウィクロスアカデミー向けの取材に追われていました。「追われていました」というよりは自分で追っかけ回していたのですけれど、上位4選手へのインタビューだったり、ベスト16の偵察だったり、あれやこれやなグランプリ(とそれに関連する作業)のほうが印象的です。

記事はウィクロス公式に上がっているので、ぜひお読みいただければ。自分の言葉に説得力を持たせるためにも、そろそろ大きな結果を残したいものです(週末のセレモニーでベスト16だった顔)

 

 

そんなこんなで最近ハマっているのが「テトリス99」です。

(今更)

 

ニンテンドーオンラインに加入していると無料で遊べるバトロワ系テトリス。

99人で同時にプレーし、ミノ(ブロック)を消すと指定したターゲットの相手におじゃまミノを送りつけることができる、みたいなゲームです。最後の1人になるまでサバイバル。PUBGみたいな感じのゲームですね。

 

配信そのものは2019年に始まっているのですが、なぜいまさらハマったのかというと、妻の影響です。

テトリス99では定期的にコラボイベントが行われていて、一定数の試合をすると、それに関するスキンをもらうことができます。スキンを設定すればBGMとSEがコラボ先のものになり、ポケモンなりスプラトゥーンなりゼルダなりと、任天堂タイトルがほとんど。で、最近「星のカービィディスカバリー」とコラボし、カービィ沼にどっぷりの妻が「欲しい!」とやり始めたのがきっかけです。

 

(こんな感じ。ミノを回転させる音がカービィのホバリング音になります)

 

この記事を読んでくださる方のうち、7割くらいは「テトリス?できらあ!」と思っていらっしゃるでしょう。「え?99人もいたらそう簡単には死なないでしょ。33人くらいには入れる入れる」とも。

そうやってドヤ顔されている方は今すぐスイッチを起動し、テトリス99をインストールしてやっていただきたいのですが……。まあ死にます。あっさり死にます。そういうゲームです、これ。さあやれ。

 

なんか知らないけれどバンバンおじゃまミノが送られてくるし、なんか全然きれいに積めないし、なんか死にます。

私も最初は一瞬で死にました。わちゃわちゃやっていたら下からおじゃまミノがバンバン上がってきて、ドゥーンです。

小学生の頃にセガサターンでかるーくぷよぷよ通を触っていて、ゲームはそこそこできるんじゃねと思っていた私が、あっさり死にました。いや本当に死ぬんですよこれ。

テトリス99ならではのお作法(攻撃するのを誰にするか)を知らないこともありましたが、あまりに一瞬でゲームオーバー。妻と目を合わせて「え?」「これは我ながらひどい……」なんてぽかーんとしていました。

 

なぜか知らないけれど火がつきました。確かGWに入る直前だったかな。「てっぺん取ったるの!」ってやつです。

修行の日々が始まりました。どうして火がついたのは今でも分かりませんが……。とにかく取りたくなったんですね、テト1ってやつを。

 

(めざせ、てっぺん!)

 

だからといって闇雲にテトリスをしたところで意味はありません。

まずは座学から。教えてYoutube先生。

 

対戦型のどんなゲームでもそうですが、勝利条件は「自分より相手が先に負ける」です。当たり前ですが。

ウィクロスであれば先に8点取る。相撲であれば先に土俵の外に押し出すor手をつかせる。遊戯王であれば先にライフポイントを8000削るor特殊勝利する。テトリスであれば相手が先にゲームオーバーになるのを待つ、ですね。

 

というわけで最初に覚えたのが「整地」と「耐え」です。

凸凹にならないようにミノを積み、追い詰められたらその場しのぎで消していく、という立ち回りを徹底しました。

几帳面な性格が幸いしてか、ミノをきれいに積むのは自然とできていたのでヨシ。ただあまりに几帳面過ぎて凸凹にならないことを意識しすぎ、それが負けにつながっていたので、多少隙間が空いても高さを削る「耐え」を身につけるのは、結構時間がかかった覚えがあります。どうしてもIミノ待ちになりがち……。

 

それでもしっかりやっていけば慣れていくもので、徐々に「耐え」が身についてきました。3〜4日目くらいでしょうか。

「Tスピン」を筆頭に様々なテクニックがあるテトリスですが、そういうのは横に置いといて、「耐える」「きれいに積む」「死なない」を徹底すれば、結構なんとかなるものです。

テトリス99では残り50人を切るとBGMが変わります。ディスカバリースキンでは50人までは「NEW WORLD」で、50人を切ると「ステージ1」になるので、まずは安定してステージ1に行けるようになることを目標にしていました。身の丈に合った目標を定め、そこをクリアして成長を実感するのがいいですね。妻とも「まずは新世界に行こう!」と励まし合っていました。

 

(ディスカバリーのOP演出は非常に良かったので、未プレイの方はぜひ)

 

 

で、割と安定して新世界に行けるようになってきたのが、始めて10日くらい経ったころでしょう。

50人を切ると結構な猛者が残るので、次のBGM変化ポイントである「残り10人」にはなかなか残れません。1回のプレミで崩れることもしばしば……。ですので意識するようにしたのが、「詰み回避」です。

 

端的に言えば「Iミノでしか何とかならない状況を積極的に避ける」意識を始めました。

テトリスのミノが降ってくる順番はランダムですが一定の法則があり、全7種類のミノが一巡するまで出ない、というものです。同じ形のミノが続くこともありますが、それは一巡の最後と次の一巡の最初が一致していただけで極稀。要するに7〜10回に1回くらいしかIミノが降ってこない、というわけですね。で、一番起こる詰みが、「1箇所だけ縦に3列以上積む」こと。これをやるとIミノでしかカバーできなくなり、グッチャグチャになって死にます。ダウン耐性の<テングザル>で死ぬ、みたいな。

 

何やかんや書きましたが、3列積まないように意識することで詰まなくなった、という感じでしょうか。

平積みと耐えをやっていき、なるべく3列積まずに耐えていくというコントロール戦術を貫くと、割と2〜30位くらいが見えてくるなあ、と実感できるように。10人よりも先も行けるようになり、確かな成長を実感していました。

後は掘り方を覚えたり、99独自の「ターゲット」の作法を覚える座学をやりつつ、それを実戦でアウトプットし、を繰り返していました。「Tスピン」は軽く触った程度で、積極的には使えませんでしたね。少しはできるようになりましたが、それが勝ちに直結するかはまだ分かりません。

 

 

で、そんな風に苦闘を積み重ねた5月21日の深夜。初めての「ベスト3」まで残りました。

ここまで来るとミノが落ちるスピードも非常に速く、正直お作法を云々とか言っている余裕は全くありません。ひたすら1〜2列づつ消し、溜まったおじゃまミノまで掘り進め、IミノをまったりLとJでしのぎながら、相手が力尽きるのを待っていました。隣で普段ならテトリスダンスを踊る妻も真剣に見つめています。

そして残り2人。タイマンです。できることは何もなく、ただひたすらに耐えて消す。耐えて消す。「はよ!はよ息絶えろ!」なんて絶叫しながら、耐えに耐えに耐えて耐えてを耐え続けていました。猛スピードで落ちるミノをさばいていくのですが、何がどうなって積んでいるか正直わからないトランス状態。経験だけが突き動かして、ひたすらに耐え続けて……。

 

(バン)

 

深夜1時。ついに初めてのテト1を達成です。

思わず「うおっしゃあい!」なんて叫び声を上げてしまいました。妻ともハイタッチ。「いやー本当にやるとは思わなかった」なんていじられつつも、念願のテト1を噛み締め噛み締め。今夜は眠れねえなあHAHAHA、でした。マジで眠れませんでした。

 

プレイ時間は全くの未経験から約20時間。調べたところ「50時間でも早い方」だそうなので、相当早いようです。

几帳面な性格が功を奏したってことで……。我ながらよく頑張りました。

 

 

久しぶりに目標を定め、それに向かって努力して、達成するという喜びを経験しました。

ハースストーンのレジェンドは1年半かかり、その圧倒的達成感に比べたら流石に小さいですが、それでもやはり「目標達成」はとても嬉しいですね。少しずつですが、確かに成長していく自分を感じられたのが良かったです。

まだまだ身につけたいテクニックもありますし、引き続き無理のない範囲で、しっかり遊んでいきたいですね。良いゲームです、テトリス。

 

 

……お行儀の良い文章しか書けなくなってきたので、そろそろはっちゃけたいです。

ではまた。