先日、次女が厳かな神前結婚式を挙げた。
次女は40歳を過ぎている。人生後半で得た至福の日...



 
次女は1歳もならないうちに両親が離婚、その後の人生は、母親の私ですら語れないほどの波乱万丈...

中学の時、私は校長室に呼ばれ、母親の顔が見たいとまで言われた。
その原因は私が作っていた。アルコール中毒の私の再婚相手との卑劣で冷たい家庭生活に耐えなければならなかったのだ。

家出を繰り返し、中学を卒業後は1人で生活するため本当に家を出ていった。
高速バス停に送っていった時のあどけない顔の黄色いワンピース姿を忘れたことはない。

娘は18歳で長女を出産、その後も妹を出産した。
しかし、どこで何をしているのか、たまには顔を見せてくれるも、詳しい話をゆっくり聴くほど、私達はふつうの親子関係を保てなかった。それはいつも近くに暴力的な義父がいたからだ。
長く辛い年月が流れ、私もすっかり年を取った。
数年前、娘達の力で私はようやく離婚することが出来た。次女とはもう1生会えないかと思っていたのに、結婚式の報告を聞いた。
嬉しかった!本当に嬉しかった!
相手の方とは16年間もお付き合いしていたという。娘の子供も二人とも成人し美しい大人の女性になっていた。

そして、結婚式に駆けつけて下さった方の多さに驚いた!こんなにも多くの友人達に囲まれ、立派な生活を送っていた。辛い思いをした分、人の心の痛みが分かり、友人達が増えて言ったと言う。

結婚式のあと行ったカラオケスナックで娘は"糸"を唄った。
縦の糸はあなた、横の糸は私、織り成す布はいつか誰かを暖めうるかも知れない...
涙で最後まで歌えなかったけれど、本当に2人で織り成した布は今、たくさんの人を暖めてくれている。
母親らしいことは何も出来なかったけど
おめでとう、そしてありがとう!