私には2歳年上の兄がいる。
異性であること、年上であること、私には全てが新鮮で、幼少期から憧れの存在だった。
4人兄弟で男は兄1人、父親は仕事で不在が多かったため、ストレスのはけ口は妹の私に向けられた。外に遊びに行っても結局最後は私か泣かされて、1人でトボトボと田舎道を家まで歩いた記憶が何回もある。
母はそんな私を見るに見かねて、兄と遊ばないように言ってくれたが、私はいつも兄についていった。
家は貧乏だった。兄は働きながら定時制高校へ通った。
2年後、兄は更に私の学費まで出してくれた。昼間は私、夜は兄、同じ高校へ通った。
兄は定時制高校卒業後、地元の会社でしばらくの間働いていたが、ある日突然、陸上自衛隊を志願し、故郷を離れてしまった。
私も高校卒業後、専門職を目指して故郷を離れ兄と同じ県に移り住んだ。
お正月、田舎に帰る時は同じ急行で帰った。
兄は口数は少なかったが、一緒にいるだけで安心だった。
月日は流れ、兄も私も結婚したが、私は2回も離婚した。
最初の離婚は私もまだ若く、兄は俺の命をかけてお前を守ると言ってくれた。
そして、ハガキが1枚、そこには、雨降って地固まる、と書いてあった。
その後も私はたくさんの迷惑を兄にかけた。
しかし兄はいつも冷静で優しかった。

そんな兄が突然、ダンスを習っていると知った!! えっ!あの兄がダンス?
正に映画のshall  we  ダンス? そのものだった。兄のスポーツダンス大会はそれ以後何回も観戦している。
今まで想像もいなかった兄の優雅なステップも笑顔。新しい兄の発見!

兄妹って、何歳になってもまるで友達のよう
(*^-^*)
来月、又、ダンス観戦行きます!