私は、ガンの患者さんが苦手です。高校生の時に、母親をガンで亡くしていて、どうもガンの、特に抗がん剤の副作用が出ている人や、ガンの進行が進んでいる人をみると、病床の母を思い出してしまい、ワァ~っとなってきて、うまく自分のバランスが保てなくなってしまいます。先日も、ガンが再発し、症状の辛さからかなり弱った状態で来院された患者さん、うつぶせは無理なので、仰向けから全部やりますが、その苦しそうな横顔をみると、ザワザワと思い出してきます。感情に左右されている時点で、施術の軸がずれ始めている・・・関係性が壊れ始めているのですね。これはまずいと、意識を天井にペタッと貼り付け、体は軸からズレないように中心を決めて、あとは、集中力の勝負、ちょっとでも集中がとぎれると、ジワジワと記憶が沸いてきます。30分もない施術でしたが、気分は90分ぐらいやった感じ。終わってみると、患者さんは顔色も良くなり、楽だと言う。ガンが治ったわけではないが、楽にはなるのだ。自分が続けてきた基本のありがたみを感じる。施術後、反動でぼ~っとしながら、ようやっと、ずいぶん克服してきたなぁ・・・ああ、母ちゃんにやってやりたかったなぁ・・・とぼんやり思いました。結果は出ますが、疲れるので、まだ苦手です。
本当に体に良い事は、 ゆっくり・・・ 丁寧で・・・ 自然なところから 往診整体SORA 龍禅寺療法室院長ブログ
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