『疾走 上下』 | 時間と日にちと曜日と自分と。

時間と日にちと曜日と自分と。

頭に浮かんでは消える気持ちを徒然なるままに・・・


にんげんの、腐敗臭を放つ膿みとか汚泥とか・・・
そういうものを余すことなく浴びせられる「ひとり」「ひとり」の物語。

次々に振り下ろされる悪意の刃に、わたしの方がまいってしまって、
ゆうべは、床に就いてからもしばらく涙が止まらなかった。
何の涙か分からないけれど、にんげんの弱さゆえの醜さとか、「もういい」。

けれども、こういう気持ちにさせられる話が、実はわたしにすごくしっくりくる。