こんばんわ!
本当に本当にお久しぶりです!
こんなに間が空くなんて、、




毎日忙しくしていたら、こんなに時間が過ぎていました(OvO)




では早速いきましょう!!

「縁結びカツサンド」




小さな商店街の中にある「コテン」というパン屋さんを中心に、そこへ訪れる人々のお話です。





この本の中には本当にいい言葉ばかりで、全部紹介したいのですが、私には全部紹介できるだけの文才がないので、1つに絞らせてください>_< 

※この先はネタバレも含んでおりますのでご注意ください。





私の紹介する話での主人公は、お医者さんになるため、中学受験勉強に勤しむ、小学6年生の花ちゃんという女の子です。





花にはミユキちゃんというとても仲のいいお友達がいました。花は、遊びの天才で、絵や工作も上手で何か素敵なものをたちまち作り出してしまうミユキちゃんのことが大好きでした。





しかし、4年生の冬、教頭先生と一緒に、怖い顔で迎えに来たママに突然連れられた場所は病院でした。そしてママは病院を見上げたまま、ミユキちゃんの入院を告げ、入ることなく踵を返してしまい、その日からミユキちゃんに会えなくなりました。





その日からずいぶん経っても口を割らないママにしびれを切らし、なんとかしてミユキちゃんに会える方法はないのか考えた結果、花はお医者さんになってミユキちゃんを治してあげようと考えました。




そのために花は一生懸命勉強し、問題ないだろうと言われていた滑り止めから始まった入試は、なんと不合格でした。そして、急遽レベルを落として受験した学校も手応えがなく、花は泣きそうになりながら帰りました。




しかし、家には誰もおらず、花はふとミユキちゃんに会いたくなりました。そんなところにはいないで欲しい、と思いつつも、花は染井霊園に向かいました。




染井霊園に着いた頃には4時半を回っており、花は歩いているうちに急に恐ろしくなり、思わずしゃがみ込んでしまいました。





すると、のんびりとしたしわがれ声が頭から降ってきて、顔を上げると、そこにはおじいさんが立っていました。




おじいさんに迷子と間違われたため、ミユキちゃんを探しにきたと話し、花はおじいさんに、滑り止めの学校に落ちたことや、レベルを下げて受験した学校さえ、試験の出来がよくなかったことを話しました。そして、話しているうちに、とうとう歯止めがきかなくなって泣いてしまいました。




そんな花に、おじいさんはこう言います。



「季節の変わり目なんじゃねえのか、花ちゃんもさ」

「春の前には必ず冬がある。冬ってのは、目に見えないものを、じっと蓄える季節だ。」




さらに、こう言います。




「誰にだって冬って季節はめぐってくる。生きてりゃ誰だって失敗もするし、辛い目にも遭うもんだ。目を背けるなんざ簡単なことだ。だけど、そこから目ぇかっぴらいて、運命にノーと言わねえ強さが大事なんだ。その強さが、人を育ててくれるのよ。いいことも悪いことも、全てが縁の結び目ってやつだ。」





私はこの言葉に今の自分を重ねて、とても励まされました。




最近の私は、少し環境が変わったせいか、辛い出来事が多いように感じています。しかし、その辛い出来事は私のポンコツが招いていることばかりです。





よく映画や小説などで、登場人物に起こる辛い出来事は、ほとんどの場合が周りの環境だったり、その人自身に非がなく、自分ではどうしようもないことだったりしますよね。





そんな映画や小説を見ると、ハッピーエンドで終われたのは、この人がもともといるべき所に必然的に巡り会えただけであって、私とは違うなあ、と自分と比べてしまって、ある意味励まされるために見たにも関わらず、さらに暗い気持ちになってしまいます。





ですが、この言葉を見て、今は私にとっての冬で、これもきっと縁だから、どんな出来事にも真正面からぶつかっていけば、楽しいことも待ってるのかもしれない、と思うことができました。





私は辛い出来事があれば、どうしても周りの環境のせいにしたくなります。その出来事から逃げたくなります。ですが、これも全て縁の結び目で、きっといろんな縁を結んでいけば、自分が思いもよらないところまで広がっていくんじゃないかと楽しみになります(๑˃̵ᴗ˂̵)




皆さんにも、どうしようもなく辛いという気持ちから抜け出せないことがあるのではないでしょうか?
そんな時にふと、これも縁だと、楽しい出来事に繋がっていると考えてみてください!





私がこの言葉で励まされたのは、もう少し頑張りたいと思っていたからです。もう少し頑張ってみたいなと考えている人は、ぜひこの言葉を頭の片隅にでも入れてみてください!(^^)v






※ですが、辛いことを乗り越えるだけが縁を結ぶではないとも思います。自分の今いる場所ではない方がきっと楽しい気がする、と感じることもあると思います。それもきっと、そこからたくさんの縁が繋がっていくんだと思います!!

 
   


結局何が言いたいのかわからなくなってしまいましたが、この本はとても素敵な本なので、ぜひ読んでみてください!!




最後まで読んでくださり、ありがとうございました!!( ;  ; )
次はいつになるか分かりませんが、次も読んでいただければ幸いです!