お久しぶりです!

続けるのはやっぱり難しいです(-_-;)

でも頑張りたいと思っています!







では!!









しろがねの葉










この本は直木賞を受賞した本です。

戦国末期のシルバーラッシュに沸く石見銀山で、天才山師の喜兵衛に拾われた少女ウメが、男たちの中で、自分らしく生きていこうと抗いながら生きていくお話です。










時代ものは私の中ではかなりハードルが高かったので、挑戦した本でした。しかし、思っていたよりも読みやすく、とても好きな本の1つです。









今日は、本の内容というよりも、私がこの本を読んで感じたことを中心に書いていこうと思います。












主人公のウメは、男たちの中で自分が女として見られることに対して悩みますが、成長するにつれて女であることを自覚し、葛藤します。そして、最後には、抗い続けた女としての生き方で生きていくことを選びます。











私は最初、「女」としての生き方に抗い続けるウメが、最後には男女関係なく自分らしく生きていけるような、多様性を謳うお話なんだろうなと思っていました。しかし、ウメを見ていて、ウメにとっての幸せは、確かに女としての生き方にあったんだろうなと感じるお話でした。





 







多様性多様性と言われる現代ですが、それは個性として認められるようになりましたが、結局は自分のためにも周りに合わせて作っていく、作られていく自分でいる方が幸せなのかもしれないと思い、なんとも言えない気持ちになりました。










自分が自分らしさを大切にして生きていくには、それだけの覚悟と不幸せが真横にあるということをわかっていなければいけないと強く感じ、この本はそれを教えてくれた気がしました。












抗って抗って抗い続けた先にゴールがあるわけではない、あるかもわからないゴールを追い求めるよりも、元からゴールとされているところへ向かう方が、生きていくには不自由だと思われるかもしれませんが、もしかしたらそれこそが自由に生きられる近道なのかもしれないなと思いました。












何が言いたいかまとまらない文章になりましたが、なんとなくでも、この本を読んでみたいと興味を持っていただけたら、それだけでとても嬉しいです!










私自身の感想を見ていただくのは、少し怖いですね(>_<)

感じたことに正解があれば、やっぱり楽だし、もっと気楽に感想をかけるのかななんて思ったりもしてます笑










最後まで読んでくださりありがとうございました!

また読んでいただけたら嬉しいです(o^^o)