ホテル・ムンバイ

 (C) 2018 HOTEL MUMBAI PTY LTD, SCREEN AUSTRALIA, 

SOUTH AUSTRALIAN FILM CORPORATION, ADELAIDE FILM FESTIVAL AND SCREENWEST INC

 

  監督:アンソニー・マラス 

 出演:デヴ・パテル、アーミー・ハマー、ナザラン・ボニアディ、ティルダ・コブハム・ハーディ、

 アヌカム・カー、ジェイソン・アイザックス ほか

  

 ●ストーリー:インドの巨大都市ムンバイに臨月の妻、幼い娘と暮らす青年アルジェン(デヴ・パテル)は、   街の象徴でもある五つ星ホテルの従業員であることに誇りを感じていた。トラブルがありながらも

  いつも通りホテルに出勤したが、武装したテロリスト集団がホテルを占拠し「楽園」は一瞬にして

  崩壊する。500人以上の宿泊客と従業員を無慈悲な銃弾が襲う中、従業員たちは

  「ここが私の家です」とホテルに残り、宿泊客を救う道を選ぶ。

  一方、赤ん坊を部屋に取り残されたアメリカ人建築家デヴィッド(アーミー・ハマー)は、

  命がけの決断をするが…。

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  2008年、インド・ムンバイで実際に起こった同時多発テロを描いた実話。

  どんな時でも、テロには怒りしかありません!本作でも、実際に人を殺すのは、テロリストに

  操られた少年たちばかり。首謀のテロリストは電話で指示を出すだけで、姿は現さない。

  なんて卑怯なんだっ!!

  ケガをして辛くなった少年の一人が、父親に電話をかけ、お金をもらったか聞くシーンがある。

  結局、少年たちは貧しさゆえお金で買われているのだ。無理やり自分を正当化するしかなく…。

 

  様々な人間模様が描かれ、赤ちゃんはどうなるのか?と、ハラハラ、ドキドキ…

  マスコミ報道でも、テロリストに有利になることがあり、考えなければならない部分だと。

  アルジェンを演じるデヴ・パテルは、「スラムドッグ$ミリオネア」の主演で有名になり、

  その後も多くの作品に出演、本作では一度もターバンをはずしたことがない青年が

  人の命をかけて一大決心をするのも感動的なシーンの一つです。

 

 

「ホテル・ムンバイ」は、9月27日(金)から札幌シネマフロンティアで公開になります