長野県の温泉♨️ 2023年8月訪問
2軒目の桟温泉も二酸化炭素冷鉱泉、知る人ぞ知る小さな一軒宿。
温泉ファンの方々が良いお宿と称賛していましたので
行ってみることにしました

1軒目の唐沢鉱泉を早くにチェックアウトしたので松本に立ち寄り
天守が現存している日本最古の城「国宝 松本城」を見てきました


右側の五重六階が戦国時代に建てられたもの
左側の前に突き出た部分でも江戸時代のもの
が今でも現存するのは凄いです
しかも天守に登ることも出来ます

昔の構造なので階段も急勾配でかなり昇り降りが大変でしたが
いにしえを肌で感じれる良い機会でした

天守からの眺望もバツグン

松本城の近くにある「四柱神社」にも立ち寄りました。
全ての願いが叶う「願いごとむすびの神」四柱がお祀りされています。
お昼にお蕎麦を食べて次の宿を目指します

松本駅から木曽福島駅までは「特急しなの」を利用すると3駅で40分
各駅列車で行くと篠ノ井線で塩尻駅、その先は中央本線

乗り換え不要の直通列車も有りますが1時間20分
時間的に余裕が有ったので各駅列車で
車窓を眺めながらゆっくり行くことにしました
塩尻駅から先はSuicaが利用出来ないので駅で切符を購入して乗車

13:25発→→14:43着
途中に奈良井駅が有ることを知れて各駅列車にして良かったです。
以前から奈良井宿の宿場町は見てみたいと思っていたので
改札には駅員さんは居なくて右側の緑のポストに切符入れました。
みどりの窓口に駅員さん居ました

中山道の宿場町を思わせる駅舎が素敵です

駅前のお土産屋さんも雰囲気有ります。
バスが来るまでの時間に駅周辺をうろうろしていると
神社が有ったので寄ってみました。
御嶽山の分社のようです⛩️
御神水は出ていませんでした

境内は小さく草が生い茂っていましたが
社は綺麗に整えられていましたのでお詣りしました

日本一安価な自動みくじ20円

気になったのでお金を入れてみたらちゃんとしたお御籤が自動で出て来ました

因みに大吉でした

駅前の真ん中のバス停に「上松コミュニティバス」が来ます

全区間一律200円で降りる時に払うシステム
隣の上松駅からでも乗車することが出来ます。
乗車10分で「かけはし大橋」バス停に到着

高架になっているので正面の金属の扉から外に出ます

駅のバス案内所で予め聞いていたので迷わずにすんで良かったです。
案内板の木曽の桟方面に進みます。
工場の回りをぐるりと進みこの看板の左の道を下って行きました。
左手に綺麗な色の川が流れていました。
これが木曽の八景の一つ「木曽の桟」だそうです。
バス停から徒歩10分くらいで赤い橋が見えたら右側を少し下ると桟温泉です。
玄関外やロビーには日帰り客のおっちゃんが2人いて
女将さんは奥で忙しそうにしていました。
チェックインの15時は過ぎていたのにロビーも荷物でごちゃごちゃしていて
最初の印象は宿選び失敗したかなと思える感じでした
が杞憂でした
受付でチェックインを済ませ女将さんがお部屋に案内してくれました。
部屋は2階の9部屋のみで廊下の左右に有り
左側は木曽川に面した眺めの良いお部屋
右側は竹林の山側に面した少し値段安めのお部屋。
眺めの良いお部屋の「あすひの間」
踏込みと前室、その奥に8畳間と広縁。
建物は古びていますが
清掃はしっかりされているので快適に過ごせました

広縁には革張りのソファセットと縦型の窓取付エアコン
旧式なので音は煩いし温度調節も微妙でしたが
虫が入らないように窓は開けないで下さいと言われたので
何も無いよりマシでした

眺望はバツグンです

風光明媚な風景に和みます。
ソファに座っていつまでも眺めていられる風景

少し高くても川側のお部屋にして良かったです

お茶セット お茶菓子は落雁
Wi-Fiは使用可能でしたがこの部屋では接続状態が悪くて断念しました

1階の食事会場では繋がったので電波が弱かったのでしょうか…
タオルと浴衣セット
手提げ型のビニール袋の中には
ロゴ無しの浴用タオルと歯ブラシとシャワーキャップが入っていました。
全ての部屋がトイレと洗面所は共同
部屋の斜め前だったので不便は無かったです。
ひと休みしてから温泉に行ってみます

浴場は別棟になってます。
階段を少し上がると手前が男湯、奥が女湯になってます。
浴室の入れ替えは無く24時間入浴可能
脱衣所は奥に長くマッサージチェアも置いてあります。
脱衣棚の上段は鍵付きになっているので安心です

入口には日帰り客用のコイン式ロッカーも有りました。
浴室も横長で洗い場と浴槽の間にはシャワーカーテンが

眺めが良いので外から見えないようにとの配慮ですかね

真ん中で区切られた2槽はどちらも鉄分を含む単純二酸化炭素冷鉱泉
奥が源泉13度の冷泉
手前が加温槽 42〜43度位かと。
冷泉がまさかの一切の加温無しの源泉掛け流しでした

加温槽で温まってから入っても腰まで入るのがやっと
意を決して肩までは10秒くらいが限界で心臓が止まるかと思うほどの冷たさ

夕朝と2回ずつトライしたけど駄目でした

他の方の書込みだと交互浴を楽しんだと書いて有ったので本当に残念です

最終的には真ん中の縁で手だけ冷泉に浸けて入りました。
こうするとのぼせず長湯が出来て気持ち良かったです。
冷泉の方には鉄分の細かい湯の華が沈殿していて
かき混ぜると砂のように舞い上がっていました

お湯自体はキシキシして硬い感じでしたが
湯上がり後暫くすると肌がすべすべになっていました

炭酸ガス効果なのか温まりも良かったです

夕食は1階の広間で18:30か19:00から
私は19:00からにしてもらいました。
畳に座卓と座椅子です。
席に着いてから女将さんが大きな御膳で一気に運んで下さいました。
地元産ブランドとうもろこし 甘くて美味しくて1本食べたかったです

枝豆 わさび菜和え ポテトスライス揚げ わらび餅
柚子風味の茶碗蒸し
じゅんさいと胡麻豆腐 山葵のせ
豚の角煮とマッシュポテト
天婦羅 つるむらさき しし唐 糸かぼちゃ ズッキーニ 林檎
五目釜飯
松茸と豆腐のお吸い物
漬物 丸い黄色のは菊芋
デザートにメロンと葡萄と梨
地元の野菜を上品な味付けで調理されていてどれも絶品で感動しました

お腹いっぱい過ぎて釜飯は次の朝に持ち越しして貰いました。
朝風呂を堪能した後は朝食を8時からいただきました。
サラダは自家製の豆乳のドレッシング
上の黄色い千切りは生でも食べられるサラダかぼちゃ
甘くて美味しいとうもろこしも入ってとっても美味しかったです

かんぴょうの原料の夕顔の入ったお味噌汁
どれも上品な味付けで美味しくて箸が進みます

御飯は昨夜の釜飯と白米を用意して下さいましたが
さすがに両方は食べれませんでした

朝のデザートも果物が沢山可愛く盛り付けられていました

最後にコーヒーも付きました

朝からお腹いっぱいで大満足

バスの時間に合わせてチェックアウト
優しい女将さんが橋の所までお見送りしてくださいました

お土産に地元の和菓子屋のお饅頭も持たせてくれました

帰りのバスは車道をくぐる地下道を通って向こう側に渡ります

木曽福島駅から塩尻駅までは「特急しなの」で1駅
自由席なら特急券は660円
塩尻駅からは「特急あずさ」に乗り換え。
駅のホームにはブドウ園があるようでした

ワインを作るための葡萄

白と赤の2種の品種を栽培していました

葡萄と一緒に風鈴が吊り下げられていて
風に吹かれて涼やかな音色が響いています

ベンチも有り乗り換え電車の待ち時間の癒し空間になってました

優しい女将さんの素敵なおもてなしと上品な料理の数々に大満足でした

特に食事は今まで訪れた旅館の中で上位に入るほどレベルが高く好みでした

掛け流し源泉にはほぼ浸かれませんでしたが
加温循環の方でもその良さは充分に味わえました

秋がベストシーズンだそうなので
また季節を変えて絶対に来ようと思いました

おわり〜