ダイの大冒険33話。
感想! 書かずにはいられないッ!
アニメ放送からぼちぼち一週間経ちますが一応ネタバレ防止に行をあけます。
「あの死に様を見てじっとしていられるようなヤツは男じゃない」
30話以降ずっと熱々なヒュンケル。ポップへ向ける感情も激熱だ。
兄弟子ムーブもしがらみも、そんなの知らねぇって抛った剣士が、自己犠牲呪文を目の当たりにして、男として、人間としてダイの力にならなければいけないってズタズタの身体を顧みず奮い立つ。
いいよね、好きよヒュンケル。
熱を込めて言い放ってくれた梶さんもGJ!
「『俺のパワーと』『先生の技と』『ヒュンケルの剣』『そして…ポップが取り戻してくれた俺の思い出』すべてをひとつにしてお前にぶつけてやる!」
バラン編って誰一人として欠けたら終わっていた、総力戦のお手本みたいなエピソードやったなぁ。
主人公が、仲間から足りないものは補って貰って放つありったけの一撃。
清々しいまでに少年漫画の王道展開。
ブラウン管(古い)の前で見てるちびっ子達はきっと「いっけーーーー!!」って拳握ってるよ。
「ポップのバカ~!弱虫~!!」
「ポップなんてもう嫌いだ!まだアバン先生の仇もとってないくせに諦めちゃうなんてポップは弱虫だよ!」
「ダイはまだ1人で戦ってるんだよ!」
「それなのに見捨てちゃうんだろ!?情けないよ!ただの弱虫だ~い!」
ゴメちゃん、ポップは限界越えて頑張り抜いたのにまだ頑張れと…(#^ω^)ってなる私は心が狭いのか。
うん、狭いな。すろウリィ。
ポップに逝ってもらう訳にはいかないから、ゴメちゃんはポップの限界突破の奮闘をわかっていても尚、奮起を促すのだ。
自分の意思で足を止めなきゃ、生きなくちゃって抗わなきゃオートであの世強制連行なんやから!
原作やと確かヒュンケルから剣を受け取ってから間もなくバランの隙、最後の一撃…って流れだった気がするけど、結構尺をとってダイとバランの鍔迫り合い、ダイが苦戦する様子が描かれる。ちょっ…ヒュンケルの剣が心配(笑)
ゴメちゃんに「ダイは一人で戦ってる」って言わせて、実際バランに圧されて苦戦してるダイを見せることでポップには戻ってきてもらわにゃ本当にヤバいってコチラ側に印象付けたかったのな、アニメのダイは。
いつもなら、竜の紋章が出たら勝ち確ってどこか安心してられたのに、死にものぐるいでくらいついてかないとやられそうな姿を見ちゃうと、今更ながらバランは今のダイ達のレベルで敵対するにはあまりにも強敵すぎるって戦慄を覚えるわ…((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
ゴメちゃんとポップの会話とバランとダイの死闘が交互に差し込まれて、グングン緊迫感が高まっていく。
そして怒涛のクライマックスへ。
バラン↓
ポップの命懸けのメガンテがダイの記憶を取り戻させた時点で度肝抜かれてるに決まってるのに、この駄目押しよ。
バランは鼻水NGやけどハドラー辺りなら余裕で鼻水モンよね。
アバンストラッシュが炸裂し、一瞬で雷雲は消し飛んで青空が顔を出す。
心の憂いが晴れるというか…不思議と爽快さを感じる場面。
この光、今回も印象に残る使われ方されてる。やっぱしか、ソアラさんか。
間に割って入る陽射し。
ソアラさんの強い意思、そんな感じ。
(間違いなく心臓が停止している。なのになぜ…)
(フッ…皮肉な話だ。ドラゴンのパワーと魔族の魔力と人の心。
ドラゴンの騎士に与えられた3つの力のうち最もくだらぬと思って捨てた人の心に、これほど強く打ちのめされようとはな)
バラン編って、人間のポップが竜魔人バランに、彼の血が入っているダイのことが大切だと、必要なんだとバランの想像すら越える魂の力まで引っ張り出して思い知らせる話だったんやなぁ…って。
「おれはたとえおまえの正体が化物だってかまわねぇさ!」
「そんなの…関係ねぇよ!!」
バラン編冒頭、ダイがテランの竜の神殿へ向かった直後、ポップが涙ながらに叫んだ台詞。
これが全てだったんやと思う。
この台詞にブッ刺さされたバランが白旗を上げる形で、竜の騎士の親子のお話はひとまず幕を下ろした。
「今更生き方は変えられん。大人とはそういうものだ」
『わからずや!!』
ダイは、バランと同じ立場だったヒュンケルやクロコダインが正義の心に目覚め変わっていったことを知ってる。だから頑なに和解を拒むバランになんで、どうしてっていうもどかしさをぶつける。
一方バランは変われない。
人間の心に打ちのめされたからって人間への憎悪が晴れる事は決して無い。
愛するソアラさんは戻ってこない。
自分は10代の頃に原作を読んでダイに近い思いを抱いたけど、大人になった今、バランの退けない気持ち、判る気がするなぁ…
積み重ねた思い出は決して捨てないってダイも意地張ったやん、それに近いよ。
そして、大陸一つ消し去ったバランは、勇者の息子とのうのうと正義を振りかざす訳にはいかないんだ。
レオナにメルル、画像にはいないけどクロコダインは、竜騎衆とバランがダイ奪還に迫る場面でポップを信じきれずに心を離した。(まぁ、ポップがそうなるように仕向けたんやけど)
このまま生き返らなかったら、彼等はポップを信じきれなかった自分をずっと抱えて生きてくことになってたのかもと思うと、ポップ生き返ってくれて良かったって、心底安堵するよ…( ;∀;)
ポップを思って涙で瞳を潤ませるレオナもメルルも、めちゃ可愛かったなぁ〜(*˘︶˘*).。.:*♡
ポップ、このスケコマシがっ!←けど本命は不在。
「敵に塩を送るのはこれが最初で最後だ。今度会ったときは容赦はせん。
ディーノ…いや、ダイよ。覚悟しておけ」
溝は埋まらないかと思った竜の親子。けど、ダイって呼んだね。ダイを認めた!
声にも、こころなしか温かみを感じる。
しかし、バラン役の速水さんは凄まじかった。ジョジョ3部のヴァニラアイスで、人間であることをやめてる狂気のキャラクターを演じてられて、そのヤバさにポルナレフとイギーと一緒に胃がひっくり返る程戦慄したけど、竜魔人バランの人間やめてる感も同様。
理性がぶっとんだ魔獣としての姿をフルパワーで演じて下さった。たしかな満足だった。
ダイの大冒険のキャストの皆さんの熱さって、アニメジョジョのキャストさんのそれに似てるなって思った。
ダイもジョジョも連載時期は一緒。
子供の頃に胸踊らせてページを捲った、大好きだった漫画のキャラクターに声を吹き込める、そりゃ気合入るし感情ものるよねぇ!
(悲しいほどまでに強く、そして孤高な男よ)
ヒュンケルがクールで低めに抑えた、いつもの声に戻った☆
ポップは生き返り、バランは去る。
やっと、あのコマンド画面真っ赤から解放された気分…
ヒュンケルもバランと同じ様に人間を憎み、国を滅ぼした。
自分を罪深く思ってるからバランへ気持ちを寄せるのも、バランが考えてることを理解するのも容易いだろうね…
(故に説得がバランにクリティカルヒットしてバラン竜魔人化しちゃった!(*ノω・*)テヘ)
夕陽に向かって歩を進めてくバランがとても意味深。
ソアラさんの元へ向かうっていう暗喩は、バランの苦悩と自棄の日々も終着へと舵を切ったってことなのか。
ダイはバランの背中に何を思うか…
原作はモノローグ付きだったけど、ダイの表情とバランの背中、二人を照らしてる夕陽…
情景のみも味わい深いかった。
ダイの大冒険33話、バラン編締めの回も素晴らしかったです。
ここ数週、心ゆくまで踊らせて貰いました。
旧作アニメの最終話でガックリ肩を落としたうん十年前の自分も、無事昇天完了しました。
このアニメに関わった全ての人達に、心からの感謝を。













