命の守り方で1番大事なことはなにか?
健康を守ることです。
防犯意識も高いですがコレステロールも高いです。
では困るわけです。
フルコン空手の稽古で金属のギプスを膝に付けて組手をする人がいました。「ここ蹴らないで」と言ってましたが蹴りわけないでしょと言いそうになりました。
膝パット入れて合気道やる人もいます。
みな筋を痛めても稽古にでます。
段を取るまでは必ず身体のどこかに痛みがありました。
中国拳法で外練筋骨皮の鍛錬で腕を思い切りぶつけてくる輩もいました。
稽古でケガしたり健康を害して実戦に備えられるのでしょうか。
自分は鍛錬は必要でも痛いことや身体を痛めることはこれからの時代不要な気がします。
年をとって膝を痛めた先生や肩を痛めた先生、具合が悪くなればもうそのまま寝たきりになってしまいます。
昔の中国拳法では対打という約束組手の稽古はしてましたが自由組手はしませんでした。ケガするからでしょう。
八極拳の李書文は64歳でもコンクリートに足跡をつけるほど脚が丈夫だったわけです。
毎日型をやっていた成果なわけです。
現代人はフィットネスやランニングで体形を維持したり健康へ興味をもつ人が昔に比べて相当増えました。
そこに本質があるのではないかとも考えるわけです。
どんな達人も年をとるし病気やケガをしたら戦えません。
フィットネスやランニングやってればなにかあれば力で抑えることができるかもしれないしまた走って逃げることもできます。
だったら健康とダイエットと犯罪機会論を合わせてこそ総合護身術と言えるのではないかと最近思うようになりました。
ダイエット?女子か?とか思う人もいるかもしれませんが体重を落とすほどの運動はなかなかの鍛錬です。
ボクサーがいい例だと思います。
減量のためにどれだけ運動するかということです。
例えば試合をしないボクサーがいたとしたらどうでしょうか。
試合やスパーリングをしないからといってそのボクサーが弱いと決めつけられるでしょうか。
身体は鍛え、しかもダメージがないから年をとって後遺症が出る心配もないわけです。
これこそ現代人が求める「武」の形ではないのでしょうか。
そういう護身術を作っていきたいと切に思う今日この頃でした。