あの日伝えられなかった言葉
今なら素直に言葉にできる

ふわりと君を包み込む
そんな言葉も言えないまま
過ごした時間は幻か

あの日伝えられなかった言葉
きっと今なら言えるのに

穏やかに君を見守る
優しい日差しのような
与えられずに終わった日々

あの日伝えられなかった言葉
今なら君へ送れるよ

『       』

射しこんでくる真新しい光は

内に何を宿すだろう

全ての始まりを祝うかのよう

遠い日誰かが囁いた


おめでたいような平和に満たされた

地上に立つ生き物の声

上空の光はどう受け止めるのだろう


始まりを祝うためではなく

闇に怯える夜のため

その冷たい手をとり

朝日は世界を照らすのだろう



全てを染め上げる夜の暗闇は

内になにを宿すだろう

一日の終りを讃えるかのよう

過去に誰かが呟いた


ぬるま湯に満たされているような日々

上空に広がる闇を

地上の生き物はどう見つめているんだろう


終りを讃えるためではなく

光苦手は朝のため

その震える手をとり

闇夜は世界を染めるのだろう



朝日は夕闇と手をとり夜を呼ぶ

やがて闇夜は薄れゆき

刹那のキス交わし別れを惜しむ

共に生きることのできない朝日と



始まりの時も終りの時も

望むものはひとつだけ

強くその手を握り

終わらない恋に身を焦がす



焼け付く太陽 闇夜のように


はらはら舞い散る桜花弁


そんな淡い桃色の夢を見ました

桜の芽吹きへはまだ早い


離れたどこかの世界では

僅かに桜が開いたと聞きました


けれど私の生きるこの世界

僅かに桃色世界へは届かない


はらはら舞い散る桜花弁


そんな淡い桃色の夢を見ました

きっともうすぐ出逢えるのでしょう


はらはら舞い散る桜花弁