監督に認められて、声をかけて貰えてとても嬉しかった。まさかあの時は、こんなにも早くその機会が訪れるとは思っていなかったのだけれど。
『ただい・・・『先生!先生お帰りなさい!あのですね!今日!・・・』ちょっと待て、落ち着け!先生じゃないだろう!』
パパが帰ってくると、今日の事が報告したくて、名前の呼び方が戻ってしまうのも気づかないほど興奮して飛びついた。ポンポンッと背中を叩かれて、へへっと離れて笑った。
『ごめんなさい、パパ。今日すごく嬉しい事があって、早く伝えたくて。』
『ほぉ?座ってゆっくり話そう。お茶を淹れよう。』
『ああ!ごめんなさい。私やります。先・・パパ、先に着替えちゃってくださいね~~~~~。』
恥ずかしくなって、言い逃げするようにキッチンに走った。
『・・・・という事があったんです!』
『すごいじゃないか!ああしかし、高層ビルから飛び降りるなんて、怪我は本当にないのか?大丈夫なのか?まったく、あの監督は・・・!ウチの可愛い娘にもしものことがあったらどうするんだ・・・』
今日の事を説明している最中も、顔を真っ青にさせたり怒りながらしていたけれど、我慢していたのか私の体を触って、心配そうに確認した。
『本当に大丈夫ですから。その後、落下のつなぎ合わせで、メイジー・リンちゃんが三階から飛び降りることになってたんですけど、怖くなっちゃったみたいで、結局代わりに飛び降りたんですけどなんともなかったし。』
『ああ!?それは命綱をつけてだろうな!?』
『あはは。まさか。パパだってつけないでしょう?レッスンで何度もやったことがあるので簡単でしたよ?』
『私はいいんだ私は!しかしお前は・・・・うん。よく頑張ったな。あの監督に認められたなら胸を張っていいぞ!うん!』
じとりと睨むと、うんうんと視線をそらしながら褒めてくれた。過保護のパパの最大の譲歩なのだろう。
『あら、二人とも帰ってたのね。ただいま。皇貴も一緒なのよ。なんだかキョーコに話があるらしいわよ。
なんだかすごい興奮しちゃってるのよ。』
『お帰りなさい、ママ。皇貴さんもいらっしゃい。どうされたんですか?』
パパと話していたら、ママが帰って来た。皇貴さんも一緒?一体なんだろうと首をかしげた。
『あ・ああ!こんばんは。ビッグニュースだよ!キョーコさん!メイジー・リンが降板した!代役は君だ!!』
『・・・・・・へ?え?え?えぇぇぇぇぇっ!?!?!?』
ついつい、ピグで盛り上がりすぎて脳が桃脳化wうん、こっちもちゃんとやりますよー(汗