A girl like a butterfly 3 | カホルのブログ

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ス/キ/ッ/プ/ビ/ー/トを愛するカホルが思いつきで進めるブログです。
二/次/小/説を始めました。知らない、苦手という方は閲覧をお控えください。
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リク企画三話目になります。

若干、主に私が暴走しております。

リクを脱線し始めたような・・・・クリスマス計画を練りに練りすぎております。

ゆるして~~~~












突然の、Mr.アール・マンディの登場に全員が姿勢を正して向き直る。



『ご無沙汰しています。』


『いやいや、堅苦しい挨拶はいらないよ。』



Mr.アール・マンディ氏に全員一礼すると、片手をあげてそれを制した。



『たまたま日本に来る用があってね。君たちが実際に私のデザインを身に着けているところを見ると、インスピレーションが湧いてくるような気がするんだ。
それよりも、何か面白い話をしていたようだね。私も混ぜてくれないかい?』


『そんなに、面白い話ではないですよ?』



引き攣りながらも、笑顔で返した俺に、他のモデルたちは身を乗り出した。


『レンの片思いの彼女の話ですよ。』


『毎年、この時期になるとああでもないこうでもないと、片思いの彼女への捧げ物を悩み始めるんです。もはや名物ですね。』


『貰ってくれるなら、片思いの彼女の為に店一軒買い占めてもいいっていうんですよ?』


『その、片思いの彼女は、慎み深くて、美人で、可愛くて、性格もいいのに、悪女なんですって!』


『想像つかないでしょう!?なのに、馬の骨扱いで見せてくれないんですよ!』


『ほお?毎年?』



・・・頭が痛くなってきた。俺は、どこにいてもあの子の事で遊ばれる運命なのか?



『告白は、もうしたのかい?』


『・・・いえ。なかなかタイミングがつかめなくて。しようとすると、ひらひらと手のひらからすり抜けてしまうんですよ。』


『片思いは長いのかい?』


片思いと何度も連呼しないでくれるだろうか。地味に傷つくぞ。


『・・・もうすぐ、5年になりますね。』


『そんなに魅力的なのかい?イメージがさっきの説明だと掴みにくくてね。』


『ええ。老若男女を問わず誰をも魅了してしまうんですよ。彼女は。』


『レンのようにかい?』


くすりと笑いながら問われて緩く首を振った。


『いえ、俺は同性まではさすがに無理ですよ。でも、彼女は、たとえ、最初は反発しあっていても最後には相手を虜にしてしまうんですよ。
外見も、演じる役によって、まったく違うので一概には言えませんが、悪女にもなるし、清廉な女性にもなる。俺は、そのままの彼女が一番魅力的だと思うんですけどね。』


『すごい惚れ込んでいるんだね。演じるという事は、その彼女は役者なのかい?まるで、フェアリーのようだね?』


『フェアリー(妖精)?』


それは彼女の喜びそうな単語だな。でも、なぜここで?


『ああ・・・違うよ。私の友人が作った造語でね。不死蝶の事だよ。Dという男なんだけどね。舞台がメインだから知らないかな?』


『いえ、お名前だけは、伺ったことがあります。それで、不死蝶とは?』


『普段は無色透明の羽をもち、時と場所に応じて羽の色を形を変えつつ舞う蝶の事だよ。目撃した人間は誰も同一の蝶だとは思わない。ずっと、彼はそういう役柄を貰うたびに生まれ変わる不死蝶のような役者を探しているのさ。君の話を聞いて思い出したんだ。』


『それは・・・まるで彼女のためにあるような表現ですね。』


『そうなのか!それは是非とも逢ってみたいな。本当に連れてこないのかい?』


『・・・申し訳ありませんが。』


興味津々で尋ねられた。彼に紹介するのはやぶさかではないが、こんな男ばかりのところに連れてこれるわけがない。


『うーん。逢ってみたいんだがなあ。・・・そうだ!捧げ物を悩んでると言っていたな。それはクリスマスプレゼントの事かい?』


何かを思いついたようにうきうきと尋ねられて、警戒心は全開だ。一体何を言い出すつもりだ?


『・・・ええ。』


『それはもう見つかったのかい?』


『・・・いえ。残念ながら。』


『それなら、私から提案がある。・・・・・・というのはどうだい?』


『え!?』


彼の提案はとても想像をはるかに超えたもので。



『その代り、本番当日まで不眠不休になるのは覚悟してもらわないといけないが。どうする?』


『俺としては、そんなことが可能ならもちろんお願いしたいですが。・・・いいんですか?』



その提案は、俺だけでなく彼も相当な負担をかけることになるだろう。



『当然じゃないか。私が言い出したんだよ?』


『・・・よろしくお願いします。』


社さんが視界の端で真っ青な顔をしているのが見えたけれど、すみません、俺はこのチャンスを逃せないんです。俺はしっかりとMr.アール・マンディの差し出された手を握りしめた。















あと二話くらいで終わりたい・・・(希望