A girl like a butterfly 1 | カホルのブログ

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ス/キ/ッ/プ/ビ/ー/トを愛するカホルが思いつきで進めるブログです。
二/次/小/説を始めました。知らない、苦手という方は閲覧をお控えください。
ブログ更新終了します。アメンバー申請は受け付けておりません






アメンバ―様200名様突破記念企画 第一弾目となります。


運悪く200名様のアメンバ―様になってしまったチカ様からリクエストを強奪してまいりました。

アメンバー申請したうえに、お返しに申請して下さったチカ様におねだりする図々しさ。

まことにすみません。


『時節柄、クリスマスなお話が読みたいです。
念入りに、レストランとかプレゼントとかの計画を練りに練る、蓮様の姿が読みたいです』

との、リクエストを頂きました。

本来なら一話で終わるこのお話。ネタの神様が続きを書けって唆すんですぅw←嘘です。そんな事言ってません。

というわけで、続きます。ごめんなさい。

リクエストは盛り込んでいるつもりですが、大丈夫でしょうかね(^▽^;)

こんなので、よければぜひ貰ってくださいね。

それでは、チカ様に捧げます。
以下からどうぞ↓












「個室もいろいろあるんだな・・・」



楽屋での待ち時間、たまたま置かれていた雑誌の見出しに惹かれて手に取ったのだが。
・・・芸能人だし、個室なのは必須にしても、カップルシート・・・・こんなに密着して座っていたらどうしてやろうかという気分になるに違いない。・・・却下だな。
それに、料理も、舌が肥えてるからな。フレンチ?イタリアン?場所は、普通のレストランか、それとも、ホテルのレストラン?でも、それだと下心を疑われるかな?
ロマンティストのあの子の好みは、やっぱり夜景が一望できて、キャンドルライトがほのかに照らすような雰囲気がベストだろうか。



「・・ん。蓮!顔、弛んでるぞ?」



声に気付いて、目を通していた雑誌をぱたりと閉じると顔を上げた。そこには、にんまりと目じりを下げる社さんが立っていた。


「・・・社さん、戻ってたんですね?」


「外では、そのだらしない顔してくれるなよ?俺が戻ってきたのも気づかないくらい、何を真剣に読んでたのかなあ?」



急いで顔を戻したが、社さんはにやにやと雑誌を覗き込んだ。



「なんでもないですよ?」


「へえ?恋人と過ごすクリスマス特集ねえ。」


雑誌をさっと横にスライドさせたが、表紙にはでかでかと宣伝が載っていた。


「別に、そこを読んでいたわけじゃないですよ。」


「今更隠さなくてもいいだろぉ。お前が、この時期になるとそわそわしだすのは毎年の事じゃないか。」


「隠しているわけじゃないです。遊ばれたくないだけです。」



移動のために、ちゃっかり雑誌を鞄にしまい歩き出した俺に社さんは隣に並びながら笑った。


「遊んでるんじゃなくて、応援しているんじゃないか。今年こそ、キョーコちゃんの誕生日までにはそうなっている予定なんだよな?」


・・・しっかり遊んでいるじゃないか。質問には黙秘を行使することにした。これ以上遊ばれてたまるか。
あの子と再会してから、もうすぐ5度目の誕生日がやってくる。成人を過ぎて、大学に通いながら精力的に女優とタレントの仕事をこなす彼女との接点はなかなかない。
開き直って、アプローチをかけようとするのだけれど、いつも、肝心なところで邪魔が入ったり話題が変わってしまったり。今年こそは、恋人同士で記念日を過ごしたいと思っているのだから、準備は念入りにしておかないと。


「でも、今年はいつものグレイトフルパーティはやらないのか?毎年恒例だろ?」


「今年は、マリアちゃんも中学に入って忙しいし、多分やらないだろうって言ってましたけどね。」


「なんだ。もう、しっかり、リサーチ済みか。」


「いえ?たまたま話題になっただけですよ?(きらきら」


「わかったから!その、笑顔で脅すのはやめてくれぇ!そんな事すると、せっかく二人そろって25日オフをもぎ取ったのになしにするぞ!」


印籠のように、スケジュール帳をかざされてぴたりと止まった。


「・・・ありがとうございます。」


「うん、うん。分かってくれればいいんだよ。でも、結局、今年も24日は夕方までは仕事なんだ。ごめんな?」


「いえ、十分です。大変だったでしょう?」


社さんも悪癖さえなければ、本当に頼りになるのだけれど。


「いいってことよ。キョーコちゃん、歳を重ねるごとにますます綺麗になっちゃって。いい加減まとまってくれないと、お兄ちゃん心配で心配で。今更、どこかの馬の骨に奪われるなんてごめんだからな。」


真剣な表情で言い切られて、強く頷いた。俺だって、そんな事は絶対にごめんだ。今年こそは、絶対に逃がさないよ?最上さん。