6月1日の明け方、我が家の飼い猫花ちゃんが天に召されました。もともと慢性腎不全の持病を抱えていて、3ヶ月前の記事『花ちゃん、がんばれ!』にも書いたとおり、直近では2026(令和8)年3月に大きな手術を乗り越えたばかり。少しずつ元気を取り戻し、ご飯もよく食べよく遊ぶところまで快復していたので、また3人でこの穏やかな日常がずっと続くといいなぁと思っていた矢先のことでした。

 

 

 花ちゃんが我が家に来たのは2016(平成28)年の8月。先住猫2匹のうちの1匹が17歳で天寿を全うして1匹だけになり、何だか寂しいなぁ~と思っていたある日、夫の通勤かばんの中から突然、毛糸玉みたいにちっちゃな白猫がひょっこり顔を出すではありませんかビックリマーク。夫が勤め先で保護された捨て猫の赤ちゃんを連れて帰って来たもので、それが花ちゃんとの初めての出会いでした。“花”という名前は、その年の4月に日本でも公開された我らがキム・ナムギルさんご出演の韓国映画『도리화가(桃李花歌)(邦題:花、香る歌)』からいただいてつけました。

 

 

 我が家の猫たちのことは2018年1月24日付の記事『猫噺(ねこばなし)』でも少しご紹介しましたが、わたしは物心ついたころからずっとそばに犬や猫がいて、とくに猫は一時期を除きほぼ切らしたことがないのですが(笑)、花ちゃんが我が家に来たときにいた黒猫の錫(すず)ちゃんがいなくなった後は花ひとりになっていたので、今その花も失って、人生初ともいえる猫のいない暮らしに猛烈な猫ロスに陥っています。

 

 

 花ちゃんはわたしが外出から戻るといつも玄関で待っていてくれて(車のエンジン音でわかるみたいです)、部屋に入ると一度抱っこするまでずーっと後をついて回るので抱き上げると、その一回が終わったとたんもう用なしとばかりに飛び降りてあとは知らんぷり…。えっ!?さっきのあの大歓迎は何だったの~くらいな豹変ぶりなんですあせる。今思うとあの“お帰り抱っこ”は花ちゃんにとって何かの儀式だったのかな~とちょっと不思議です。

 

 

 バターたっぷりのトースト食パンが大好物で、じぶんの朝ごはんはとっくに済んでいるのに、わたしがトーストを食べ始めると当たり前のように左ひざ前の定位置にスタンバイ。そして決まって5切れ食べると満足して“うまかったペロ”を始めるんです(笑)。カリッと焼き上げたトーストにバターをたっぷり塗っただけのが一番好きで、チーズまではいいのですが、ジャムや他のものがのっているのはあまり好みではなく、3切れでおしまい、うまかったペロも省略のパターンが多かったかな~爆  笑

 

 

 わたしがお風呂温泉に入る支度を始めるといそいそとついてきて、浴室のドア(折れ戸)の前に座るのですが、それはお風呂の水…いやお湯か…を飲むためなんです。わたしがお湯を使っていると花は折れ戸を外からそ~っと押して少しだけ開けて、その隙間から敷居にたまったお湯をぴちゃぴちゃ飲みます。それが軽い前菜だとするとメインディッシュ!?はわたしが入浴を終えてドアを開けてからで、浴室の床の水を時間をかけてゆっくり飲むんですあせる。そんな汚れたお湯を飲まなくても花用の水はちゃんと浄水したのを準備してあるのに、です。叱ってもやめないのでかかりつけの動物病院の先生に相談すると、腎臓病の花の場合飲み水がきれいかどうかは関係なくて、水を飲むことそのものが大事なので、決して怒らないで飲ませてやってくださいとのこと。以来“花の風呂水”も日課になり、亡くなる日の前日も美味しそうに飲んでいましたっけ…。

 

 

 夜になるとわたしより早くわたしの布団に入って丸くなり、寝る準備をする花ちゃん。あれはてなマーク猫って夜行性じゃなかったっけ…はてなマーク。冬場は布団の中、夏になると枕元で寝るのが習慣なのですが、なぜか明け方になると必ずわたしの胸の上に乗ってくるんです。赤ちゃんのころそうして寝かしつけていたら癖になったようで、大きくなっても毎朝乗ってくるので、うなされて目が覚めることもしばしばあせる。乗ってこないように横向きで寝ると、それでも諦めず上になった方の腕の上に乗って寝ようとするので、こちらもよけい寝心地が悪くなり、結局胸の上に乗せることにあせる。毎朝判で押したように胸の上で寝る花ちゃんに辟易(へきえき)していたけれど、今はあの重さと温かさが無性に懐かしいです照れ

 

 

 そうそう花ちゃんは、どういうわけかふつうの香箱(こうばこ)座り(前足と後ろ足の両方を体の下に折り込んで座る座り方)をしない猫で、いつも上の写真のように、両手を前にすらりと伸ばして優雅に重ねて座るのが好きでした。我が家ではこれを“花のスフィンクス座り”と呼んでいて、ごくごくたま~に香箱座りをしていると「花どうしたの!?まるで猫みたいじゃんビックリマーク」なんて言ってました。どこからどう見ても猫なんですけどね~爆  笑

 

 

 書いていたらいろいろ思い出して、花との別れは悲しいけれど、こんなにもたくさんの笑顔と幸せを運んでくれていたんだと気づきました。花に出会えてよかったラブラブ花と一緒に暮らせてほんとうに幸せだったラブラブ花ちゃん、心からありがとね合格

 花もうちに来て楽しかったよ…って思ってくれていたら嬉しいな。

 

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