平成もそろそろ、終わりを迎えますね。

今月分の140文字エンジョー短編SSを、纏めたので平成最後の日に載せます。



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貴方はエンジョーで『どこか知らない場所へ』をお題にして140文字SSを書いてください。


地図にも載らないような、誰も知らない場所。そこで、ジョーと二人でずっと暮らして行きたいと思っていた。まさか、本当にこんな誰も居ない地象の地平線で二人で暮らす事になるとは思ってもいなかった。もう一人では、絶対に居たくはない場所。だが、ジョーと二人でならこの場所もいいかもしれない



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貴方はエンジョーで『不意打ちで言うのはやめていただけますか』をお題にして140文字SSを書いてください。


「首筋に痕が残ってるぞ」
ジョーの耳元で呟けば、顔を赤く染めあわてて手で隠す。
「もう、見える所には付けないで言ってるのに」
その反応が可愛いから、痕を付けてしまう。頬を染めたまま数秒、何かを考え思い付いたようにジョーが私の首筋に噛みついた。驚いている私にお返しだよと笑って言う。



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貴方はエンジョーで『愛してるも役不足』をお題にして140文字SSを書いてください。


何度「愛してる」と呟いても、ジョーの心には届かない。どうせ、本気じゃないんだろ?と言い取り合ってもくれない。だが、私は本当にジョー君の事を愛してるのだ。私のこの気持ちを、そして言葉を信じて欲しい。ジョーを抱きしめ私は、耳元に囁きかける。私から逃げようとするな。



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貴方はエンジョーで『寂しいなんて言えない』をお題にして140文字SSを書いてください。


エンペラーが居なくて寂しなんて言っていられない。でも、あの世界から僕だけこちらに戻って来て一年が経った。もう本当にエンペラーには会えなくなったのか。実は、エンペラーもこちらの世界に戻って来ているって事はないだろうか。会いたい、あれだけ酷い事をされても、エンペラーに会いたい。



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貴方はエンジョーで『覚悟はできてる』をお題にして140文字SSを書いてください。


どんなことになろうとも、エンペラーに着いていく。そんな覚悟がやっと出来た。本当は、君を残して行くのはしのびないんだけど、エンペラーを一人にしておけない。ごめん、その言葉を残してまだ寝てる君の頬にキスをして僕は部屋を出た。もう、会うこともない。どうか、僕の事は忘れて‥‥。



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貴方はエンジョーで『恋を重ねる』をお題にして140文字SSを書いてください。


これからは、エンペラーと二人でこの恋を重ねていこう。僕は、エンペラーの側から離れたりしないから、ずっと一緒にいるから寂しい時は僕が、エンペラーをずっと抱きしめていてあげるから。泣きたい時は泣けばいいんだ。これから僕とエンペラーの恋は始まる。この恋を二人で育ていこうよ。



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貴方はエンジョーで『聞こえなかった告白』をお題にして140文字SSを書いてください。


「え、今なんて言ったの?ごめん聞こえなかったから、もう一度言ってくれる」私の告白が聞こえなかっただと。冗談でそんな顔しているわけではないみたいだな。本当に聞いていなかったのか。私は、ジョー君の事を好きだと、言ったのに。タイミングを逃してしまった。いいだろうもう一度言ってやろう



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貴方はエンジョーで『見逃すつもりもないけれど』をお題にして140文字SSを書いてください。


『あ、これ絶対見られた』人気のない所に連れて行かれ、キスされた所を絶対エンペラーに見られたと思う。無表情なエンペラー、何も言わないけどこれはもう少し怒っているよ。
「あ、あのエンペラー?」
「ん?どうした?」
なんて言えばいい?きっと、下手な言い訳なんてきっと聞きたくないだろう。



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貴方はエンジョーで『上手な甘やかし方』をお題にして140文字SSを書いてください。


「素直に甘えてもいいのだぞ」
「そんな事、出来る分けないだろう」
ジョーは、恥ずかしがり屋でなかなか私に甘えてこようとしない。
「遠慮する事はない飲みだぞ」
「だから、遠慮なんてしない」
嫌がる姿も可愛いが、やっぱり素直に甘えて欲しい。私はジョーの腕を引き身体を自分の方に抱き寄せた。



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貴方はエンジョーで『うつくしい古傷』をお題にして140文字SSを書いてください。


いつ頃のかエンペラーの背中に、小さな傷があった。見つけたのは着替えの時だった。
「背中に傷なんて珍しいね。これ、どうしたの?」
「あぁ、まだ若かった頃にやらかしたのだ」
どうして、こんな傷を残していたのか気になったけど話してはくれなかった。でも、何か思い出したのか口元が笑っている。それをみたらなんだかやるせなかった。



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エンジョーへのお題は『花言葉なんて、貴方は知らないんでしょうね』です。


いつも、薔薇を1輪贈ってくるエンペラー。花言葉知っていて僕に寄越すのかな?僕は、エンペラーがいつも贈ってくれる薔薇を花図鑑を買って調べてみた。エンペラーの事だから、花言葉知っていて僕に贈ってくれるんだよね。エンペラーから薔薇が贈られて今日で365日目。薔薇の花束999本まで長い。



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貴方はエンジョーで『はい、あーん?』をお題にして140文字SSを書いてください。


「ジョー,遠慮する事ないのだぞ」
「そんなんじゃない」
エンペラーは、僕の方に箸で摘まんだおかずを寄越す。だから、自分で食べられるから。「いいではないか。ほら、あーんしなさい」
僕が頑なに口を閉じていたら、急に悲しい顔をする。ずるい、そんな顔されたら食べてあげなくちゃいけなくなる。



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貴方はエンジョーで『自惚れないで』をお題にして140文字SSを書いてください。


「僕がエンペラーを好きだって?」そんな事ないはず。自惚れないでよね。僕は、エンペラーの事なんかなんとも思っていない。好きだなんて、そんな事ないよ。でも、エンペラーの顔が近づいて来ると、何故かドキドキしてしまう僕がいた。本音は、エンペラーの嫌いじゃない。でもこれはエンペラーにはまだ内緒にしておこう。



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貴方はエンジョーで『夢であえたら』をお題にして140文字SSを書いてください。


エンペラーに会えない日が続いて、1ヶ月。今は、何処で何をしているのか全然解らなかった。エンペラーと別れ、僕1人現実世界に戻って。今、エンペラーがどうゆう状況にいるのか。きっと、また1人でいるんだろうか。やっぱり、気になってしまう。きっと、夢の中ならエンペラーに会えるよね。



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貴方はエンジョーで『幸せになれなくてもいい』をお題にして140文字SSを書いてください。


私は別に人並みの幸せなど望んではいない。ただ、ジョーと二人で一緒にいられれば。どのくらい長く一緒にいられるかはわからない。サイボーグであるジョーとなら何時までも一緒にいられるはず。ただ、時々はメンテナスを受けないと命が危ない。それでもそばにいてくれるだけで、私は嬉しい



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貴方はエンジョーで『言うと思った』をお題にして140文字SSを書いてください。


「ジョー、君は本当にこの私と一緒にいてくれる気があるのか」
「うん、エンペラーの側にいるよ」
仲間達の所に帰りたい気持ちも確かにある。けど、今はエンペラーの側にいたい。これは、僕が自分で決めたこと。もう後には引けないけど、僕は後悔なんてしない。エンペラーの事が好きだから



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貴方はエンジョーで『お代はキスでいいよ』をお題にして140文字SSを書いてください。


「いつも僕の為に色々とありがとう」
素直にお礼を言った僕にエンペラーが、お礼なぞ要らないから私にキスしてくれって言う。そして、僕の前でキス待ちの顔をしているエンペラー。もう、やっぱり下心あって僕に優しくしていたんだね。仕方がないから僕は、心を込めてエンペラーの唇にキスをした



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貴方はエンジョーで『待て、は得意じゃない』をお題にして140文字SSを書いてください。


待ては好きじゃない。待っなんてできるはずもない。こんな目の前で、襲ってくれと言わんばかりに無防備に寝ているジョーを見てそんな事言わないで欲しい。あぁ、あの白い首筋に唇をつけておもいっきり痕をつけてあげたい。ちらりと見える胸にも、吸い付きたい。でも手を出さないとゆう約束だから



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貴方はエンジョーで『悪夢はもう見ない』をお題にして140文字SSを書いてください。


ジョーが私の側から、消えてしまう夢を見てしまい飛び起きた。流れる汗を手で拭き取り、落ち着く為に水を飲む。隣で寝ていたはずのジョーが、起きて私の身体を抱きしめる
「大丈夫、僕はここにいるよ。エンペラーを残して消えたりしない」
ジョーにそう言われると、私も安心して眠れそうだ。



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貴方はエンジョーで『そんな顔して言われましても、』をお題にして140文字SSを書いてください。


そんな顔で、言われても駄目なものは駄目だよ。エンペラーが、風邪で倒れたって聞いたから急いで駆けつけて来たのに意外と元気なんだけど。
「そんな事はないぞ009。さっきまでは、本当に熱があったのだ」
寝ていると思っていた、エンペラーは身体を起こしていた。
「でも、今は元気みたいだね」
「あぁ、009の顔を見れたからかな」
エンペラーの顔が近づいて、右手で僕の前髪をかきあげ額にキスをした。



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貴方はエンジョーで『別れてください』をお題にして140文字SSを書いてください。


「別れてください」
急にジョーは、何を言い出すのだ。私がジョーと別れられる筈は無いことは知っているだろう。私は、絶対別れたりしない。
「もう、エンペラーと一緒に居るのが辛いんだ」
「私と別れて君はどうするのかね」
「どうもしないよ…」
そんな、悲しそうな顔で私を見ないでくれ。



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貴方はエンジョーで『貴方だけを見つめる』をお題にして140文字SSを書いてください


いつの間にか、ジョーの事を目で追っている自分がいた。ちょっとした仕草や、私といる時に見せる笑顔。でも、時には遠くを見つめ悲しそうな顔をする。そんな些細なことがとても気になりずっと見ていた。何時からか気になったのか多分それは、ジョーと出会った時から気になってかもしれない。



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貴方はエンジョーで『諦めきれない』をお題にして140文字SSを書いてください。


私に009を、諦める事なんて出来る筈がなかった。どんな、手段を使っても必ず009を手にいれたい。私にはもう、009しかいないのだ。
「009、私と一緒に来てくれないか」
「僕はここから、離れる事は出来ない」
困った顔でそんな事を言う009を、私は無理やり連れ出した。これからは、私と一緒に居て貰う為に



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貴方はエンジョーで『好きにならないはずがない』をお題にして140文字SSを書いてください。


「よく似合うではないか」ジョーに着せたこのコスチューム、やっぱり私の目に間違いはなかった。本人は嫌がっていたが、私は似合っていると思ったし実際無理やり着せたら似合っていた。
「ますます、好きになったぞ」
「僕は、こんな格好嫌だ」嫌がるジョーを私は思いっきり抱きしめてやった。