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母から聞いた【母が着物を手ばなした時の話】


ある日チャイムが鳴り

「業者:近所の○○さんから紹介され伺いました」とやって来た。

たぶん複数(2~3)名での訪問


○○さんは斜向かいのお宅。さほど親しくはない関係。

後日、○○さんに「母:アナタが紹介してきた〜」と問い掛けてみると

「○○さん:紹介?紹介何てしていないわよ?」少し考え

「○○さん:あぁ、着物をお好きな方、持っていそうな方を聞かれて何人か思いつく名前を答えた事はあるわ!」との事



「あそこの奥さんたまに着物着られてたわねえ」と話したつもりが、

聞いたその業者は「紹介され〜」と曲解し訪問して来たらしい。



さほど親しくはない関係。とは言ってもご近所の方が紹介して来たとあってはムゲに出来ず「業者:素敵なお着物をお持ちだと伺い拝見に参りました」


素敵な〜と言う褒め言葉に少し浮かれたのかも知れません(私の想像)
拝見という言葉を「ちょっと見せて〜」と言われたと母は受け取り、業者は「見積もる」の意味を込めて発した。
紹介も拝見も、発した側と聞いた側の解釈が違っている。

二階の着物を仕舞ってある客間に通して(たぶん自慢げに=私の想像)
「これは泥染の大島で100万以上したのよ〜」
などと着物タンスから次々と出して見せたらしい
ひとりはフムフムと聞き、もう一人は勝手に風呂敷に詰め込んでいる。
そして…「拝見(見積)させて頂きまして〜」と
「およそこの額ですね」と千円にも満たない小銭を置いて行った。

「母:売るつもりは無い」と言ったけれど
「業者:拝見(見積り)に来たと伝えたでしょ?」
とすごまれ怒鳴られ怖くて何も言えなくなった。との事。



ソレを私が母から聞いたのは数年前。
たしか大河ドラマで西郷どんをやっていて奄美大島のシーン等があった
そんな頃に母宅に訪れた私が、
奄美大島から連想し「そう言えばあの着物〜」と聞き、ポツリポツリと母が話した話
その時は既に何年か経っていた様子。
だが、何年前なのかと問いかけても「忘れたいのだ」と答えてはくれない。
私は「ナニ?その詐欺っぽい話?警察には伝えた?」と問うたのですが、
母からすると、
よく分からない相手を家にあげてしまった為に起きた失敗で!黒歴史
人に話す話でもないと忘れる事にしていた話の様でした。🔚