パーソナルコーチの小原若奈です

今週、とっても悲しいできごとがありました。
京都の実家で飼っている愛犬が、天国へ行ったのです


私が高校生の頃、父と一緒に母を説得して、家族入りしたワンコです。
もう大好きで大好きで、
就職して一人暮らしをすることをためらい、
(結局激務のため一人暮らしを決めましたが…)
このわんこに会うために実家に帰っていたぐらいです



月曜の早朝、両親から着信&メールが届いていました。
異様な回数の多さに
「何かよくないことが起きた」
という覚悟をしながら折り返したところ、
愛犬が旅立ったとの報せ。
以前から心臓病を患い、しんどそうにはしていたので
年に数回実家に帰る時には、
悔いが残らないよう愛犬と接するようにしていたものの・・・
やはりショックでした

今まで愛犬と過ごした時のことを思い出しました。
私が寝ている時など傍につき、
「邪魔をするやつが来た!」と判断すると、
私を守るかのようにその人に向かって吠えたり・・・
もういなくなってしまった相手の中に、自分を見つけ、
相手が自分のことを愛してくれていたのだと感じたとき
どうしようもなく愛おしくなりました。
もう二度と会うことができないのだと、信じられない気持ちになりました。
ただ、それと同時に
なんとも不思議な感覚が湧き上がってきたのです。
自分の中に、確かにその存在がいる
ということです。
今までは実家の京都、今暮らしている神奈川と
物理的に距離が離れていたけれど、今その距離はありません。
震災後、いつもより長く実家に滞在していた時に、私がずっといた部屋。
私が神奈川に戻ってから、一日に何度もこの部屋に入っては
私がいないかキョロキョロ確認していたそうです。(携帯で撮影:父)
もしかすると私のことを心配して、
こちらまでやってきてくれたのかもしれないなぁ・・・
そう思うと、
心がほんわか
あたたまってきました

日本メンタルヘルス協会の授業での、丸山先生のお話を思い出しました。
例え体が亡くなったとしても、
その燃えた灰は土に、
煙は空気になって、
その土から栄養を得、空気を吸った植物が育ち、
空気へ、食物へと生まれ変わってゆく。
その空気や食物はまた、私たちの生きる糧となってゆく。
そのようなお話をしてくださったように思います。
そう考えると、息をしているものも、していないものも、
この世界にあるもの全てみなつながっているのだと
感じられずにはいられないのです。
その中の一部として、自分がこうして生きていること、
なんと尊くありがたいのでしょう。
愛犬の旅立ちを機に、
また改めて実感することとなりました。
愛犬のくれた素敵な思い出とギフトを胸に、
日々慈しんで生きていきたいと思います

大事に大事にお世話をしてくれた両親に感謝。
快く実家へ帰らせてくれたダンナに感謝。
おかげで悔いなく送り出してやることができました
