ココさんが今のような状態になってから、
遅ればせながら腎臓について色々と勉強しています。
その中で、ある記述を読んでから
ずっと気になっていることがあります。
その記述とは、犬の腎盂腎炎に関するもの。
【犬の腎盂腎炎とは】
尿路と腎臓の接合部である腎盂と呼ばれる部分に炎症が生じ、腎臓が機能不全に陥っている状態のことをいう。
原因は、細菌による感染で、膀胱炎から感染が上行性に波及し、続発することが多い。
膀胱炎が長引くと腎臓にダメージを与え、
更には腎盂腎炎に発展してしまうことがあると。
(あれ? 逆??
腎盂腎炎から発展して腎臓にダメージを与えるのかな?
)
膀胱炎にかかっていると、
膀胱内の細菌が尿路を通じて移動し、
腎盂で炎症を起こしてしまうことがあるらしいです。
昨年のココさんの膀胱炎も
細菌性の膀胱炎と診断されていました。
(この時のもの)
この時、ココさんは、
膵炎の数値が悪化したため、獣医師の指示により
フードの変更を行っている最中でした。
でも、療法食が合わず
ほとんど食べてくれない日々が続き、
どんどん衰弱していきました。
医師に相談しても、元のフードに戻すことは
認められず、
「いつ死んでもおかしくないくらいの
膵臓の数値ですから。
(元のフードに戻すことは) ダメです。」
と、他の解決策を見付けられずにいました。
そうこうしているうちに、
ほぼ絶食状態で約一週間経過し、
とうとうココさんは血尿を出して
救急病院のお世話になりました。
そして、翌日から、かかりつけ医院にて
膀胱炎のための抗生物質の投与が始められた
のですが……
これが、全く効かず。
一週間毎に尿検査 (飼い主による自宅での自己採取)
をしてみるも、
膀胱炎を示す数値は一向に改善しませんでした。
今まで色々な薬を服用してきたせいもあるのか、
抗体が出来てしまっているようで、
一週間毎に薬の種類を変えてみても
全く治りませんでした。
血尿の症状はすぐに治まったのですが、
尿検査の数値は全然良くならず……
そのまま一ヶ月くらいが経過し、
もう数種類の薬を試し終えた頃で、やっと
精度の高い尿検査をしようということになりました。
今までは毎週、自宅で私が採取していました。
そう指示されていたから。
獣医師は、
「もっと精度の高い検査をして、
効く薬を調べましょう。
お腹に針を刺す方法もありますが、
犬にも苦痛ですし、危険なのでやりたく
ありません。オススメしません。
カテーテルで行いましょう。」
と言いました。
そして、カテーテルでの採取を行ったわけですが……
これが、本当に可哀想で、可哀想で……
普段、とても我慢強くて、どんなことでも
嫌がらずにやらせてくれるココさんが、
この時だけは必死で逃げようとして
抵抗していました。
とても痛かったんだと思います。
見ていて本当に辛かったです。
家に帰って来てからも、排尿の度に
ビクッとして、何度も気にしていて……
傷もつけられてしまったのかもしれませんね。。
これは今でも本当に後悔していることの
ひとつでもあり、
「もう絶対にあんな検査はしないからね。
本当にごめんね……」
と泣きながらココさんに謝った覚えがあります。
今の病院では、お腹に針を刺して採尿します。
でも、危険ということもないですし、
先生方は難なくこなしてくださいます。
ココさんへの負担もありません。
前の病院の先生の言う、犬への危険性や負担、
そして、犬のためを考えてやりたくないという言葉、
あれは、“自分自身の技術がないから出来ない”
“やりたくない” ってことだったのかな、
と 今となっては思います。
だったら最初から「出来ない」って言ってほしかった。
そしたら他へ行って、ココさんにとって
負担の無い方法で検査してもらったのに。
そして、もっと早く効果のある抗生物質を見付けて
治療してあげられたのに。。
この間、モタモタしていて効く薬を与えられ
なかったことで、腎機能が悪化してしまった
のではないかと思えてなりません。
もう悪くなってしまった腎臓は、どうしたって
治すことは出来ないので、後の祭りですけどね。
泣き寝入りです。
激痛と思われるカテーテル採尿の結果、
やっと効果のありそうな抗生物質を
見付けることが出来ましたが、
この時点で既に1ヶ月以上が経過しており……
今思えば、あの後 治ったのは
自然治癒だったんじゃないかとも思ってしまいます。
未だに、というか
いろいろと調べた今だからこそ、
前の病院に対してフツフツと怒りが沸いてきます。
それから、医師の言葉を真に受け
見抜けなかった私自身にも。。。
バカな飼い主で本当に申し訳なく思っています。


