昨日までの3日間、3月21日(金)〜23日(日)に大阪府泉佐野市で『泉佐野フィルムフェス』が開催されました。
コメンタリー上映で『シン・ゴジラ』がラインナップにあがっており、樋口真嗣監督と泉修一役の松尾諭さんがいらっしゃるというのと、ちょうどショートムービーを1本撮ろうとしていた我が家にとって「短編フィルムコンペティション」という企画も気になったため、相方ヒゲ氏ともども「よし行こう!」となり前売り券を購入して2日目と3日目に行ってまいりました。
参加したプログラムは、
2日目の22日(土)はコメンタリー上映『シン・ゴジラ』、短編映画コンペティションIN泉佐野フィルムフェス最終審査作品上映のAプログラムとCプログラム(Bプログラムは『シン・ゴジラ』上映と時間が重なったため断念)、
最終日の23日(日)はCreative Salon FOE制作映画ワールドプレミア上映『明日に向かって演れ!』と短編映画コンペティションIN泉佐野フィルムフェス表彰式・優秀作品上映(の後半)および『映画祭のつくり方』コメンタリー上映&フィスムコミッションカンファレンス、
......でした。
コメンタリー上映『シン・ゴジラ』で話された内容は「SNS上には内容を発信しないでください」とのお願いがあったので詳細な内容には言及いたしませんが、「とっても面白かった」というひとこと感想はここに記しておきます。
松尾さんが居酒屋でこのイベントへの出演を樋口監督より打診されたという話を聞いたことや、短編映画コンペティション最終審査にて制作側の「(飲み会等の)楽しい交流」的な言葉をチラッと聞いたような記憶も手伝って、22日(土)の帰り道ではヒゲ氏が「全体的に”酔っ払いのゆるい感じ”を払拭しきれてないんだよなあノリが」といったニュアンスの感想をもらしていました。
なにせヒゲ氏は飲まないもとい「飲めない」ひとなので、「シラフで会議ができないから飲み会で酒の力を借りて会議する」タイプの人間ではありません。
東京五輪2020+1を巡る森喜朗の「女は話が長い」発言が炎上した際に「女性も参加してる昼間の会議じゃなくて夜の飲み会で勝手に物事決めてるんじゃないのか?だから昼間の会議でちゃんとした説明を求める女性(だったり飲み会に参加しないタイプの男性)たちの話を”長い”と感じたりするんじゃないのか?」という推測をしていたくらい、「飲み会ありきで物事を決めない」のが彼。
飲み会で交流を深めること自体が問題とは私も思ってはおらず、(私もアルコールは消費しませんが)食事しながら交流を深めるのは嫌いではないのでそれ自体の否定はするつもりはありません。
ただ、そこでばかり物事が決まってしまう状態だと、シビアに損切りしたり編集する判断が鈍ってしまうこともある......彼の言いたいことはそういうことを含んでいるのではなかろうか?と個人的に勝手に想像したりなんぞしている次第。
まあ、3日目の23日(日)のプログラム『映画祭のつくり方』コメンタリー上映&フィスムコミッションカンファレンスでの本広克行氏の映像や言動にもその雰囲気(=飲み会で交流)はいささか出ていたようにも思います。
我が家はお互いに飲まないため何を話すにもアルコールが入らないシラフモードでの会話や議論。
さてお酒が入らない議論で作られようとしている我が家のショートムービーはいかような出来になるのでしょうか? はたして他人さまの鑑賞に耐える作品となるのか否か。
伝えたい「感情」については歴然とした企画ではあるのですが、どのような出来になるのか不安ではあります。
それはさておき。
消費できる予算の都合もあって、「声優スペシャルトークショー」や「活弁映画上映」には不参加でしたが、全体的にはとても楽しい経験をさせていただきました。
「何かを作りたい、何かを表現したい」という人が集う場にいるというのはやはり楽しいものです。
残念だったのは「短編映画コンペティション」のグランプリ作品『ミヌとりえ』を大画面で見損ねたことと、事前のPR不足だったのかイベント全体での人の入りが今ひとつに見えたことです。
他のインディペンデント系映画祭でもいくつも受賞している作品だとのことで、作品紹介を目にした限りでも一番興味をそそられた作品でした。
機会があればぜひ大画面で鑑賞したいと思います。
可能であれば来年もぜひ開催してほしいイベントではありますが、前述したように事前PRが不十分に見えた感があり、会場への来場者も大阪府外が割とちらほらしていたようにも見えました。
泉佐野を含めて泉州地域全体にもっと力を入れてPRできていればよかったのに、と惜しむばかりです。(ちなみに私がこのイベントのことを知ったのはFacebook広告です)
我が家のショートムービーは季節感描写の関係で撮影を開始しないといけない時期が本当にもう目の前まで迫っているのですが、まだ絵コンテが描けてません(汗)。
金森さやか(『映像研に手を出すな!』)に「コンテ描け!!!」とドヤされる脳内妄想を日々繰り返している次第なのでありましたとさ(滝のような汗)。
3月25日追記)
Creative Salon FOE制作映画ワールドプレミア上映『明日に向かって演れ!』のフォトセッション画像を載せるのを失念しておりました。平にご容赦いただきたい所存。