台湾のビジネス系雑誌『天下雑誌』第752期の特集は「廉價日本 危機與商機(安い日本 危機とビジネスチャンス)」。
https://www.cw.com.tw/magazine/magazine.action?id=1601
アジア諸国の経済発展にともない、「相対的に安く」なっている日本の状況をよく表している特集表題に思えます。
さらなる円安化がそれに加速をかけている気もしますが...
台湾のかたに「日本についてどう思いますか?」とインタビューしてみたコンテンツ(2022年5月15日アップロードのAsian Boss)でも、富裕層でもなさそうな若いかたが「(買い物が)安い」とコメントしているのが見受けられ、欧米人だけでなく、周辺のアジア諸国からも「安く観光するにはいい」渡航先と見なされている状態がうかがえます。
この30年間、実は停滞を続けていたことが露呈している一端でしょうね。
自分はさほど落ちていなくて持ちこたえているつもりでも、成長鈍化もしくは止まっていれば、成長していく他国に「相対的に遅れをとる」のは当然です。
全体を俯瞰で見ればそういうことになると思います。