2週間前、正確には7月8日(月)の朝に某駅のトイレであるステッカーが貼られているのを発見。

「ちかんにカンカン!」って.........昔あった「痴漢、アカン!」と同様のダジャレ系のつもり???かと思うと同時に...

こんな軽いモードで抑止できるのか?という疑問が当然湧いて、「被害者のトラウマは極めて深刻なのだから、こんな軽いモードにしないでほしいなあ」が個人的な意見です。

 

「たかが痴漢くらいで」「たかがセクハラくらいで」といった進歩がないコメントがいまだに見聞きされる日本ですが、本当に「たかが」だったら被害者はあんなに苦しまないし、必死の思いで申告したり訴えたりなどしないわけで......

被害者は女性に限らず、男性にも一定数いて、その男性たちも一様に「本当にショックだったし、本当に怖かったし、許せない」とコメントしています。(私は屋外での被害の方が多かったですが、本当にショックと恐怖で記憶から消せないものばかりです)

被害を受けてるのが女性だと、当人たちがどれだけ苦痛にあえいでいても軽くあしらわれたりさらに攻撃される傾向があるのが「人類という生物の社会」ですが、被害者には男性も実際にいるとの申告があるし、老若男女誰であっても不当に苦しんで良いわけがそもそもありません。

 

インドに住んでた時は、世界的に有名になったデリーのレイプ事件以降、「レイプ・痴漢許すまじ」的なムードが報道にも市民運動にも徐々に見えてくるようになり、大規模なお祭りで痴漢発生が明確化するとメディアで「痴漢発生!」とちゃんと問題視してくれるケースもいくつか実際に読んだことがあるのですが、日本はいつになったらそうなって進化してくれるのか、赤羽駅での私人逮捕の一件でも英文SNSメディアでは勇気を出して確保した女子生徒たちへの賞賛コメントがたくさん寄せられていたのに、日本SNS上では被害者へのバッシングの方が凄まじかったことからしても、期待できなくて情けなくてため息が出るばかりです......