毎週更新、インドのおもしろ政治風刺アニメ『So Sorry(ああ残念)』の昨年8月更新分ネタなのですが......

 

インド首相と中国首相が争っていて、中国首相が使っていたドラゴンの乗り物が「メイドインチャイナ」だからエンストして動かなくなる、というオチなんですが......

 


 

まぁ確かに、インド人バイヤーが「一番安い品物」しか買い付けないせいで、インド国内に流通している中華製品は粗悪品が多いですが、ものづくりにうるさいヒゲ氏と中華贔屓の私としては、

「これ、むしろ逆だよな」

というコメントに。

「中華製でエンストなら、インド製だと炎上だよな」

と、単純に経験から得た事実に基づいた「冷めたコメント」になっちゃいます。

 

実際、新品で買ったミキサーが初回使用で動かなくなり、分解してみたら設計自体に欠陥があり、自力で修理して二回目使ったら煙が出てご臨終。設計も製造もインド人とインド部品です。

格安3Dプリンターを組み立てた時も、中華製部品とインド製部品を混在させてできているセットは、インド人のコーディネートによるもの、組み立てでそのコーディネートの欠陥がボロボロ見つかり、おまけにインド製部品「だけ」が火を吹く始末。しかも一晩で3回(汗)。

 

他にもものづくりに関しては無数に痛い経験をしてきているので、この回のオチは中華製品の現実が見えてない(=粗悪品から高品質まで品質レンジが幅広い)、というか、日々あっちゃこっちゃで聞かされた「中華製品は粗悪だぜ」という言葉を口にする層のインド男性たちの本音というか願望なんだろうなぁ、という風に、個人的には感じます。

 

まぁ、メディアも民衆もそうやってチャイニーズ叩きをしているあいだに、中華民族がどんどん先へ行っちゃうだけだろう、と思うだけなんですけれども......

 

 

 

インドなんて二度と行くか!ボケ!!―…でもまた行きたいかも (アルファポリス文庫)