チョビさんは世渡りが上手です。
彼女のホームテリトリーを中心に最大で半径500メートルくらいのエリアのお宅の方々と仲良くなっていると思われ、あちこち巡回し可愛がられてる様子です。挙句の果てには「チョビ」以外の呼び名がいくつもある疑惑まで出てくるくらい。
ヒゲ氏と私の勝手な憶測では、「常時四軒くらいのお宅がチョビさんをそれとなく気にかけ、常時十軒くらいがビスケットか何かをあげているのでは?」という妄想?想像?がふくらんでおりまする。
(^^;;

さて、この日のチョビさんの挙動から我々二名は「やっぱりチョビさんは飢えないねぇ(=飢える心配がない、の意味)」という結論に、再度再々度再々再度達していたのでありまする。
というのも。

日暮れ前の夕方約一時間ほどの間に、我々の前夜の食事の残骸である鶏骨少々、誰かが往来に落として?置いていってくれた?らしいアルミホイルに包んだ何か(下記画像参照。撮影者はワタクシQingxiang)、明らかにチョビさんに備えられたと思われる人間の食べ残しのご飯、そして「インドで一番ワンコに愛されてるビスケット」で名高い(ホントか?)Parle-Gの10ルピーパックを、次々とたいらげたのでありまする。鶏骨とParle-Gは我々二名の提供によるものですが、それ以外はどう考えても近所のインド人でしょう。お供えだか差し入れだか、チョビさん用でしょそれ!ツッコミ入れてしまう「置いて行ってくれてある」食べ物が実に頻繁ですからねぇ~。
(^^;;

2014Apr05_NeverHangerChobi

インドに来てから「インドは飢えない」とか「インドには貧はあっても困はない」という言葉を耳にしたことがありますが、その実感はワンコ達を見ているとつくづく痛感します。隣の州のように事情があって犬を遠ざけてる率が高いところもありますが、それでも総じてインドで訪れたところの多くは「ゆるく放置でゆるく共存」しているように見えるので、「インド犬は飢えない」「インド犬には貧はあっても困はない」と言い換えたくは個人的にはなります。

というか、お前絶対飢えないよチョビさーん。幸せなヤツだなぁ(^^;;
とヒゲ氏ともどもチョビさんの姿を眺めながらブツブツとツッコミを入れるのでありまするw

ただまぁ、それだけ周囲に愛され受け入れられてるのは、我々二名にとっても安心度が上がるので、ちょっとくらいの嫉妬心は我慢我慢、チョビさんの幸せが一番大切、というわけで。