この日のMステ=『ミュージックステーション』には、TOKIOとしてではなく、長瀬智也が単独で出演。
好評発売中の『宙船(そらふね)』を、単独で、意外な演出で歌う、のだそうで。

他のTOKIOメンバーが出てこないので、もしかして...と思っていたら、やはり「オーケストラをバックに歌う」という趣向でした。

TOKIOはバンドですから、他の楽器編成群がバックを務めるのであれば、確かにボーカルだけが出演、という形でも支障はないのですが...........。
全員が揃って出演、というのをファンとしては見たいので、ちょっと残念な気もしたりしなかったり。

で、肝心の歌ですが。
この『宙船(そらふね)』という曲は、知っていらっしゃる方はご存知の通り、中島みゆき女史が作詞作曲を担当。『プロジェクトX』を髣髴とさせるような迫力のある曲です。

オーケストラをバックに感情をぶつけて歌う長瀬智也の唇からつむぎ出される冒頭の歌詞が、とても意味深く、考えずにいられないものに、私にとっては響いてきたのです。

「その船を漕いでゆけ おまえの手で漕いでゆけ
おまえが消えて喜ぶ者に おまえのオールをまかせるな」


リピートで繰り返される部分が何回かあるのですが、そのたびに古い記憶が呼び覚まされて、「そう、確かにまかせちゃいけない」と、心の中でつぶやいてしまいました。


自分の人生の舵取りは、自分でしないといけないのだ。


そんな風にみゆき女史に叱られているような、そんな気がして仕方がありませんでした。

曲自体もオーケストラにピッタリとハマる楽曲で、長瀬智也のワイルドな歌い方が馴染んでおり、ファンのくせに(生活予算の関係上)新品でCDをほとんど買わない私なのですが、歌詞の奥深さにヤラれてしまい、「買ってしまおうかなぁ...」と血迷ってしまいました。


どっ......どうしようかなぁ.......買いたいような気もするんだけどなぁ..........うーーーーん(迷)




前ブログでの最終更新日 2006年10月15日 01時44分54秒