<前回までのエピソード>
『2011/10/12(火) はじめてのバリ島行き・でっぱつ編』
http://ameblo.jp/dawuyan/entry-11165316722.html

『2011/10/13(水) はじめてのバリ島行き・何とか邂逅編』
http://ameblo.jp/dawuyan/entry-11165337055.html

『2011/10/13(水) はじめてのバリ島行き・バリも揺れたぞ編』
http://ameblo.jp/dawuyan/entry-11165561686.html

『2011/10/14(木) はじめてのバリ島行き・セルフ人体実験結果編』
http://ameblo.jp/dawuyan/entry-11166484569.html

『2011/10/14(木) はじめてのバリ島行き・かっ飛び移動編』
http://ameblo.jp/dawuyan/entry-11167174902.html

さて、明けて15日(金)は丸尾氏が実際の土地開発現場(不動産デベロッパーですから。)を案内してくれました。
未整備の土地を整備し、電気や水道などのインフラを投入して不動産を建築していくわけです。
複数箇所の現場を見せていただきましたが、印象に残ったのは「チャイナマネーの台頭ぶり」。
中国系の人達が買っている土地が割と多いようです。
「商機を逃さず、見つけたチャンスに切り込んでいく」華僑華人の強さと同時に、「長期的に見てカントリーリスク高いから富裕層が自国から逃げたがってるもんなぁ」という点を思い出しました。

まぁ、自国から逃げたがっているのは日本人も例外ではありません。
世界情勢と絡めたファンダメンタルズから見て、日本の経済情勢の先行きに不安を持っている人は少なくなく、実際長期的に見て落ちていく一方で最悪破綻も十分あり得る、のはその筋の情報に詳しい人達の間では常識でしたし。
その辺の動向も調べたり、実際に資産保全を考えたり実行しようと目論んでいる人達もこの目ではっきりと拝見したことがあります。そういった対策を紹介するセミナーなどで実態を勉強しに行ったこともあります。

こういった「将来起こりえる可能性が極めて高いリスクに気づき、それに対して備えをしている又はしようとしている」人達の胎動も、ここバリ島でも感じることができました。
「日本に起こる(津波震災と原発事故で既に「起こっている」なんですけどね実際は。)クライシスに対してどう対処するべきか」という観点での話題がよく出てくるのです。
もともとそれについて考えたり調べたりしながら日々生活していましたが、常にそういう事を念頭に置いて生きていくのはやはり大事なのだなぁ、と改めて強く実感した次第です。

さらに。

丸尾氏の所に来る、放射能被害リスクに起因する「助けて!!」メールの多さと言ったらそりゃあもう……。
たまたま自分の周囲にそのリスクを感じていない人ばかりなのを見て、きっとどこもかしこも同じなんだと誤認してしまい、「どうせ大丈夫」と思うことがどれだけ自分自身にもリスクをもたらすか、をまさに「ナマの現場で見せてもらった」状態です。
「助けて!!」メールは「放射能リスクを恐れて」というのはもちろんですが、日々いろいろ調べてる私としてはその中には「すでに何らかの不調が現れている」ものも含まれているのではないかなぁ、と推測しています。
はっきりと「これは通常では考えられない」という「被曝としか思えない」症状が子供に現れて、既に東京や首都圏から引っ越した方々もいるそうですし。
(それを裏付けるかのように、長期間転入超過状態だった東京の人口が福一事故発生以降転出超過に傾き続けている、という報道もあります)


福一事故発生以降、軽く数百時間以上を費やして「放射線事故とは」「放射線障害とは」を真剣に調べ続けた私にとっては、福島のみならず日本全体が放射線被曝による犠牲者を大量に発生し続けていくであろう予測が容易にできてしまいます。
核エネルギー推進のために「核開発にあたって絶対に逃れられない被曝リスク」を日本が極端に矮小化した評価をしてきた歴史が、調べれば調べるほど浮き彫りになって見えてくるからです。

日本の広島・長崎の原爆体験、ビキニ環礁被爆事件、大気圏核実験の被害を受けたマーシャル共和国(ビキニ環礁)やカザフスタンや中国内陸部、茨城県のJCO臨界事故、米国ハンフォードやロッキーフラッツ、英国セラフィールド、チェルノブイリ原発事故、イラク劣化ウラン弾被害、旧ソ連マヤーク核施設……そして、チェルノブイリの被害を受けたウクライナ・ベラルーシ・ロシア・欧州中東諸国そして東日本……
安全材料を求めてどれだけ調べても、きちんと調べれば調べるほど「心配しなくて大丈夫だよ」とは程遠い現実にぶつかってしまうのです。

それはともかく。

どんな物事・事態についてでも、「常に未来(さき)を意識して考察・決断できる人」だったり「すべてのことに対して常に「Including Me(自分を含めて)」で考えられる人と、そうでない人の間には大きくて深い溝があり、有事の際にはそれが生死さえ左右するのだなぁ……」ということを、ナマの現場やナマの声・メッセージで再実感した次第です。

あ、そういえば!
「日本で放射能線量4シーベルトやねんて!」とこの日丸尾氏が日本の放射線ニュース?を教えてくれたのですが、どのエリアのどこが4シーベルトなの?!マイクロもミリもつかないシーベルトって、それプラント敷地内だよね?!ねぇ、マイクロもミリもつかないシーベルトって急性障害出るレベルでしょそれ?!っていうか長時間そこに居たらお亡くなりになってしまうではありませんか?!どこのどういうニュースそれ?!(激汗)
うわーそんな日本に帰るのかーげげー(汗)
と思ってしまった私なのでありましたとさ。
(;^ω^)ウーム………



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