デルタ航空の「香港→成田」便は午前便です。

というわけで(?)、エアーインディアで「香港→関空」便を利用していたときのように、前の夜から香港国際空港ロビーに宿泊www
同じような見ず知らずの仲間(爆)が、周囲にたくさん居りますし、これといった危険感もなく毎回平気で「椅子で居眠りこいて夜明かし」しています(^曲^)。
今回はすぐ近くに、寝袋を床に広げてしっかり寝ている西洋人もいて「さすが!」と思う一幕もwww


さて。

「またいつか帰ってくるからね~(;_;)ウルウル」と毎度のごとく香港に思いをはせながら、無事に日本入国したのですが、預け手荷物を受け取った時点で、ハタと違和感に気づきまして。

それは。

.......あきらかにバッグがひとつ足りないのです。

香港入りの時には携行していなかった、要は「香港現地で増えた荷物」が足りないのです。

というのも、ワタクシがエントリー手続きから出場チームチェックインまでお世話した他県のチームと一緒にもらった大会記念品一式(バッグ、帽子、ファイテンもどき?のようなチタンネックレス、カラーパンフレット及び“どう見ても電話帳”状態の分厚いスタートリスト)と、さらに“審判として”もらってしまったおんなじもの一式、でまず他の人の二倍の量の記念品(汗)。
(どんな数量管理してるんですか~~~!とまずここでツッコみたいのですが......)
さらに、三日目の担当コートの審判長の進行があまりに流れ作業で「大丈夫かなぁ?」と打点しながら心配していたら、夜になって案の定“もしこれが日本だったら100%あり得ない間違い”が出てきてしまい、そこまでに溜まり溜まった選手と保護者からのクレームが大爆発。会場の警備員まで割り込んでこなければいけない事態になり、やむを得ずそのコートでの競技進行は取りやめに。

「事務管理や按配が全部ダメだからこうなるんですよ。だから日本式取り入れろって言ってたんです」
と、日本対応窓口を担当している張女史に意見したのですが、
「何が原因なのですか?」
とキョトンとしてまるでわからない様子。
彼女自身は人当たりのマイルドな笑顔のかわいらしい女性なので、しらばっくれるとかそういうことではなく.....そうです、この大会「香港」と名前が付いてはいるけれどオペレーションが「大陸中国」のものだということが改めてわかったので、本気で彼女は「現状のオペレーションが7,000人近くが参加する大型大会をスムーズかつ正確に運営するためにはあまりに手落ちだらけ」だということが理解できていないのです。
(張女史は「2009/12/29(火) まさかデフォルトじゃありませんよね?(汗)」にてお名前登場済み。)

「何が原因なのですか?」
と聞き返され、
「とにかく全部!一切合財!日本の試合ならこんなことは絶対にあり得ない」
と言うものの、そのフレーズだけでもちろんわかってもらえるはずもなく.......
だって、日本の大会進行の異常な正確さは基本的に日本「だけ」ですから(笑)。
対中国に限らず、他の国々でも日本以外ではひとことで通用するはずがないのです(爆)。

張女史に直接責任はないものの、過去4回参加したうえでの対面クレームなのでだんだん「イラッ」とちょっとし始めた私に、彼女は「これを(記念品売り場に)持って行って(記念品)ウェアと引き換えてもらってください。無料で交換できます」という名刺サイズの引換券を手渡してくれて「(ホテルに)帰ってゆっくり休んでください」と。
帰って確認したら、同室の日本人副総審判長はそのようなものをもらっていないことが判明したので、なだめるためなのかお詫びのためなのか、何かしらそういった理由でウェアを私にくれたようですが、もらったウェアが「裏地モコモコの着ぶくれ...いやいや防寒バッチリ?かと思われる冬物」だったので、日本から持ってきたバッグには入りきりません(苦笑)。

仕方ないので、記念品でもらったバッグにスタートリストとそのモコモコウェアを詰め込むことで対応したものの、
「うわーん、荷物1個増えたやないけ~(萎)」
ですがな。
(;ーωー)(;ーωー)(;ーωー)


そうです。
そんな経緯で増えてしまったバッグを、どうやら香港空港に忘れてしまったらしいことに、成田に到着してから気がついたのです。
手荷物検査エリアに入る直前までカートに荷物を載せていたときには、間違いなくそのバッグもあったので、考えられるのはおそらく.......
手荷物検査エリアでX線検査を終えた時に、そこでピックアップし忘れた可能性が濃厚。

ということは、取れる手段は香港空港に問い合わせること。
すぐに手荷物受け取り場所近くのデルタ航空地上スタッフにお願いして問い合わせてもらうことにしました。
運がよければ無事に手元に来るとは思うものの、問い合わせている私の横では“韓国で購入してきたと思われるキムチがこぼれだしたか何かで激しくクレームをつけている”搭乗客もいたため、不要な不安感がつのります。
まぁ、香港空港なら大丈夫だと思いたいんですが......オフィシャルな場面での香港人は優秀な仕事をけっこうしてくれるはずですから......。

そんなふうに自分をなだめながら帰途についたものの.....気分は......

「NO---------------N!!!!!」

って感じです......はぁ.......(溜息)。

前々から「日本式」の事務管理や大会進行を、中国人でも対応できる範囲で若干は取り入れるべきだと思ってはいましたが、今回のことで「ほらみろー!だから日本方式を取り入れろってメールしたのにぃ~!」というガックリ感がより濃厚に。
大会審判団には「日本留学経験者」「日本での講習会指導経験者」の大陸中国人老師も何名かいらっしゃいましたが、彼らは一様に口をそろえて
「日本でまた国際大会をやってほしい。日本の正確な進行はすばらしい」
と評価してくださっていたそうです。
また、これは完全に蛇足になりますが面白いことに日本経験がちょっとでもあるかたは100%と言っても良いほど、振る舞いを意識している行動が見受けられたり言動にも「日本式配慮」が良い影響で出ているのが見て取れました。
これは他の国際大会で会ったことのある「移籍選手」も同様です。中国から他国に移籍した選手は、その国のマナーや考え方も学び、良い意味で変化しているのが見て取れます。

でまぁ、その蛇足部分はともかくとして........
何というか今回は、絞めの「帰国」でオチ?がついた感じです。
貴重品じゃなかっただけマシではあるんですが、気分的にはやっぱり

「NO---------------N!!!!!」

って感じです......(昏倒)。



※旧ログ「Qingxiangの日々的話話は」コチラ↓(過去ログ1512件!)
http://plaza.rakuten.co.jp/dawuyan/


世界のエアライナー 「Boarding」 世界のエアライン-10 [DVD]
トライスター (2004-09-23)
売り上げランキング: 156481