『2009/06/01(月) チャイナ系プチ増員』にて、中華系マレーシア人コンビと中国福建人女性の3人が増加した、目下ワタクシが棲息中のゲストハウスですが、6月末をもってマレーシア人男子と中国福建人女子が退去。

マレーシア人男子の方は、もともと「マレーシア航空でのインターンシップ勤務1ヶ月間のみ」だったので、予定どおりの退去。
東京で2ヶ月インターンシップ勤務をしたのちに、9月にいったん大阪に戻ってきてから帰国する予定だそうで。
彼の友達であるマレーシア人女子は、8月いっぱいまでここに残って住む様子。


で。

特に期限を決めずに「長期で住む」予定だったはずの中国福建人の女の子は、いいバイトが見つからず1人では家賃の負担が重すぎ、しかもゲストハウスがあるエリアが、女の子には怖いということで(それはまぁたしかにそうなんだけど...)、地下鉄でいえば隣の駅のエリアに「賃貸マンションにお友達と2人でシェア」するためにお引越ししていってしまいました。

彼女が退去していってしまう日の前の夜、連絡先を交換したのですが、彼女の言葉になんというかこう...日本人として切なくなるものを覚えました。

それは。
「(あなたの親切に)とても感動した。本当にありがとう。(得てして日本人は)冷たい。でもあなたは違う」
という台詞。

その台詞の中身をきちんと解釈すれば、「良い人と言われた」と喜べるようなシロモノではとうていありません。
なぜなら、現在の日本人の薄情さと世知辛さを如実に反映しているからです。

彼女が「中国人だから」というのはあまり理由にならない、と私は日頃の彼女を見ていて思いました。
ルックスも声もとてもかわいらしく、性格も温厚で素直、勉強熱心で真面目な彼女は、同じこのゲストハウスに居住している私以外の2名の日本人女性とは大違い。
(同じ日本人として反省せねば...と思うのは、この2名の日本人女性のマナーのなってなさと共有スペースの使い方の無頓着さ。基本的に私は「○○人だから」よりは「各個人は」と考えたいほうですが、去年から今年にかけて私が棲息しているゲストハウスだけに限定していえば、日本人がダントツトップでいろんな意味で「ダメ」度が高いです......(汗)。もっか住んでいるハウスの「日本人男性」はまともなんですが、日本人女性が........嗚呼........汗)

彼女は「何回も(あなたの親切には)感動した!」と口にして喜びを全身で表していましたが、私がしたことといえば、
・バイトを探している彼女のために、フリーペーパー求人誌をもってきてあげた
・イーモバイルのモデムを(ネット接続のために)数時間貸してあげた
・ネット接続用のLANケーブルを買ってきてあげた
せいぜいこれっぽちのレベルのことです。

これっぽちのレベルで「感動した!」と言われてしまうなんて......いったいどれだけ日本は.....少なくとも大阪は世知辛くなったんや......という感じがしてしまいます。

まぁ、私も私で彼女に
「そうだね。私も日頃そう感じるもん。日本人は冷たくなってつきあいにくくなった」
とつい本音をもらしてしまったのですが。

同じ日本人として、とても残念で遺憾に思います。



そういえば、このマレーシア人コンビと中国福建人女子とは接しやすかったのですが、女子2人はどちらかといえばシャイでおとなしめだったので、男子のほうと会話することがやや多目でした。
その彼が、夜行バスで東京へ出発する日(6月の終わり)食に、冷蔵庫の材料を使い切るのを兼ねて
「阿香(A-xiang/私のことです)の分も作ってあげるよ」
とかんたんなおかずをこしらえてくれたのです。
Qingxiangの日々的話話      -大阪武術文化研究会--2009June29_NickCookedSupper
私がいつも「パンだけ買ってきて食べる」とか、そんな姿ばかりさらしているのを目撃していたからでしょう(苦笑)。

というわけで、プチ増員した住人がふたたび減少。
このゲストハウス、果たして全体が埋まる日は来るんでしょうかねぇ......?
場所悪いもんなぁ..........ウーン



※旧ログ「Qingxiangの日々的話話」はコチラ↓
http://plaza.rakuten.co.jp/dawuyan/