1年半前 私はもう生きていけない

正確にはこの世の中についていけないと 思った

年をいったのかとも思ったが

どう見ても世の中狂ってる

あのLAで 皆 イキがって車に乗り

とにかく急ぎ

フリーウェイは日本の満員電車のよう

皆 イライラして コワイコワイ

都会は 見事に日本化され 人々は液晶画面の虜


ヤシの木とレゲエが似合うロスは

ノリノリのお兄ちゃんが

踊るように歩き歌い出す

そんな 光景はもう なかった


戦後 学校で

小さな机がパーソナルスペースとして与えられ

それで満足するように 教育される

日本人という雛形に 人格を押し込め

みんな一緒だ と 安心感を植えつける

見事に 

カイシャという所でしか働けないロボット完成

五感のすぐれた子 雛形に入りきれないものを

厄介者とし 落ちこぼれのレッテルを貼る

私は障害者手帳を保有している

息子は公立中学に通う代わり

学校修業時は薬を飲むようにとの事だったので

2年間 2人で 児童青年精神科 に通った


あやしいのは 昔から気づいていた

ま 在らざるものを 感じつつ生きていると

時々 人間の方が 犬猫よりも

理解不能 通じなくなるのは 子供の頃から

だって 外れてるよ はずれてる 人の道から

ただ うごきまわり 同じ事を繰り返すのは

機械でも出来る


babyは 天使だよね

神様がついてるから お話しできるから