昨日前楽の感想をちょこっと書いていた時は
千秋楽の幕が降りたばかりの頃でまだ実感がなかったけれど
四季なびのレポを読んで終わってしまった感がどっと押し寄せてきた・・・
今はそんな感じ。
次の札幌があるからまだ救われるかもだけど、
柿落し公演の千秋楽って感慨もひとしおでしょうね。
やはり私は前楽の方が好きかも。
千秋楽はイベント感がありすぎる。独特の空気がある。
作品本編を楽しむには方向性が違うって感じ。
前楽に満足しすぎているから余計にそう思うのかな。
回数を多く観ることが出来ないから本編に拘るのかも知れない。
この26日のマチソワで、好きなシーンを充分見届けることが出来た。
告白シーンもそのひとつ。
今更ながら表情に注目。
佐野ビーストの目の動きが凄い!!(←今更過ぎ)
「ここで楽しいかい?」から、「さあ行って!!」まで一息というか、
ビーストが無意識のうちに、心のまま言葉が出てきたって感じで、
ベルがお城を去ってから初めて事の重大さに気付いたような
そんな流れを感じたシーンだった。
「僕と一緒で幸せかい?」
すごく勇気を振り絞って尋ねた後、
「ええ、とっても・・・」とベルの返事を聞いた時の表情・・・
目尻が下がるんだけど見開いた瞳が潤み、
胸の高鳴りが聞こえてきそうなビーストの至福の表情。
コッグスワースの言っていた然るべき時が今。
この瞬間ビーストはベルの心に自分のスペースを見出したと思う。
ベルの自分への気持ちを感じたというか確証を得たというか。
これがなかったら、ベルが父親のことを心配し出した時に、
ベルを送り出す言葉が出なかったと思う。
「君は囚われの身じゃない。ずっと前からそうじゃなかった。」
この言葉、もう充分告白になってる。
「ベル、僕はっ!!」
ちゃんと間を置いてというか、その続きを話さないから
「なあに?」
と聞き出すベル。
ビーストは自分でブレーキをかけた。
その心は・・・
ベルに父親のもとへ帰ることだけを考えて欲しかったのかなと。
ベルの心に自分の居場所を確保していたから出来たこと。
数十分前まではベルに笑われたくないと躊躇っていた野獣が、
ベルの悲しい表情を見たくないばかりに必死になった結果、
言葉で表現していないけれど愛をしっかり伝えていた。
「愛して欲しい」と願う気持ちから
「愛したい、愛し続けたい、愛おしい」へと変化したビーストの心。
だけど伝わりきれなかった。
ベルが去ってしまい放心状態のビースト。
『愛せぬならば 』-リプライズ- が切なすぎる・・・
それでも、この歌の最後、
「死が・・・この呪い・・消し去る」
この言葉にある救いを見出したのですが。
そして「呪い」を今まで「ビーストに変えられた事」と思っていた私に
この瞬間、別の解釈が浮かんだのでした。