ここからは
まーーーったく
記憶にございませんので…
あとから執刀医の先生や
妹の話を頭の中でまとめながら
書きたいと思います



まず、実家から救急車で
ひとつめの病院、佼成病院に搬送された。
なんとか色んな処置をしてみたけど
「ウチじゃダメだぁー!これ以上できねぇ!」
ってなったらしく
さらに近くにたまたま存在し、
たまたまオペができる先生がおり、
「いいよ、すぐ連れといで!」的な感じで
受け入れてくれて
で緊急手術になったらしい!!
開胸して心臓見て
びっくらこいたらしいよ





まず、俺が伸びをした時にピキピキって感じたのはたぶん…大動脈が解離したわけ。
解離っていうのは血管に亀裂が入ってそのまま
タタタタターって避けて行っちゃうやつね!
で、俺の場合その解離が心臓から脳まで続く血管だったわけ!
そのままピーーーーッて脳まで避けちゃってたら
俺はこの世にはいません



運が良かったのか
俺はモッてるのか…
心臓の下から解離した血管が心臓を超えて脳まで裂けそうになった時…
大動脈瘤がその血管上に存在したのです!
その大きさがなんと5cmほど!
運良くその大動脈瘤…要は大きなコブが血管が避けるのを一時的に止めてくれていた



なんという奇跡でしょう…

その時間が稼ぎ的なものがあったから
命が助かったんだと執刀医の先生はおっしゃってました。。
もちろんその間に運も悪く…
心筋梗塞も起こってしまっておりました



その時間も結構長かったので
俺の心臓は10動いて欲しいのだけれど
3〜4くらいしか動けてないそうです



でもそれでも
近くにこの病院があったこと
執刀医の先生が夜なのにいたこと
俺の心臓の状況
からすべてが奇跡的に繋がって
死ぬことはありませんでした



妹から聞いたんだけど
結構な日数、意識が戻らなかったそうです

意識が戻ると
俺の体にはたくさんの管が繋がれていて
生きているというより
生かされていると感じました

なんとなく意識はあるんだけど
ぼやんとしてて夢も何度も何度も見たし
変なサイコパスの夢もみました





きっと生死をさまよったのかも









集中治療室は俺だけじゃなく色々な方のピーピーって音が鳴り響きます。
正直こわいっす。看護師さんも天使ではなく
どちらかというと常にピリピリした悪魔です。
母親と 父親と 妹が ベッドの横から
紐で縛られた俺の手を握ってくれて
「がんばったね」
「生きててくれてありがとね」
ちなみに俺はもうこの時すでに呼吸器が喉に刺さっていて喋る事もできませんでした。
食事は液体の栄養を鼻から点滴で
他の必要な点滴は肩から常に入れてました。
俺は今まで生きてきて
1回も病院にかかったことがないし
まして手術、入院なんて初めてのことなので
とても戸惑い、苦しかったです





次はどんどん身体は回復していくけど
ちょっと思ってたのと違うことを書きたいと思います。
命あることに感謝。
つづく。