猫は暇なもので、飯を喰らい、糞をし、ただ寝るだけの日々を送っていた。

そんな猫もすでに12歳。私が小学校卒業から、中学、高校、大学、社会人、留学まで、ずっといてくれた猫になった。
ラーメンと雑誌を両手に持ち、雑誌をベットに投げようとしてラーメンを投げた。

 ネコに「人生楽しかったよね?」と聞いてみると

「私ね、こんな汚い毛の模様で生まれるならば、最初から野良猫に生まれてくれば良かった」って思ったこともあるの。猫は目に涙を浮かべながら私に訴えた。
ラーメンと雑誌を両手に持ち、雑誌をベットに投げようとしてラーメンを投げた。

 昔猫と動物病院に行った時の話だ。

周りは血統種の猫ばかりだった。ダイクマで3000円で買ってきたうちの雑種猫は、待合室で、自分が雑種であることに引け目を感じ、顔を赤らめ、肩身を狭くしていた。こんな猫でも恥じることがあるらしい。

ラーメンと雑誌を両手に持ち、雑誌をベットに投げようとしてラーメンを投げた。

 隣に座っていたペルシャがうちの猫に言った。「お前狸なんだろ、なんでこんなとこにいるんだよ

それを聞いた私は飼い主にばれないようにデコピンを一発入れてやった。


 家に帰るとワクチンの注射と悪口を言われたショックでぐったりしていた猫がそこにいた。
ラーメンと雑誌を両手に持ち、雑誌をベットに投げようとしてラーメンを投げた。

 うちの猫は、野良猫とケンカしたこともある。

「お前みたいな汚い猫が人様に飼われるわけないだろ!」と野良猫。

 それを耳にした猫はたとえ勝てない大猫だろうが、ボス猫だろうが、勇敢に戦っていった。

ラーメンと雑誌を両手に持ち、雑誌をベットに投げようとしてラーメンを投げた。

 

 でも今になって猫は言う。

「いくら見た目が良くても、毎日のタダメシにありつけても、手に入れられないものはたくさんあるって、分ったの。」

 私にはわからなかった。だって猫ほど純粋で単純ではないのだから。
ラーメンと雑誌を両手に持ち、雑誌をベットに投げようとしてラーメンを投げた。

 「人を助けることも、与えることもせず、自分の事だけ、考えていたわ。メシさえありつければ、皆が、自分が、幸せに生きてかれると思ってた。」

 「でも違ったのね。飯を食うことに執着してた頃は、その時だけが楽しかったの。でもね、そのために自分が孤独になっていた事が、今になってわかるわ。
ラーメンと雑誌を両手に持ち、雑誌をベットに投げようとしてラーメンを投げた。

「どんなに見た目が良くても、それが必ずいい縁や人生を送ることになるとは限らないわ。自分の気持ち次第でもっと人も自分も幸せにできたの。

自分で考えたり、時間や他人の意見に流されない、強い気持ちも大事ね。」


 私がまた日本に来るころには、にゃんちゃんは生きてないかもしれない。

でもにゃんちゃんに教えてもらったことは忘れないよ。

 

 またね、私の大好きなネコ!