新着弓②：ピエール・ギヨーム（ギオム）工房製の弓です
こんばんは！
㈱ダ･ヴィンチヴァイオリン
山口保行です。
新着弓のご紹介②です。
ご紹介するのは、ピエール･ギヨーム工房
（ブリュッセル）製の弓です。
伝統的なフランス弓工房（Workshop、Atlier）製と言うのは
お弟子さんによる手作りの弓になります。
現在ピエール・ギヨーム氏の工房は「Maison Bernard」
（メゾン・ベルナール：ベルナール商会）という楽器店に
あります。
弦楽器製作者でもあるJan Strick （ヤン・ストリック）氏と
共同経営をしています。
そこに現在4人のフランス人弓職人が働いており
ギヨーム氏とともに弓の製作・修理などを行っています。
ご紹介するのは共同経営者のJan（ヤン）と Pierre（ピエール）の
二人のイニシャルでもある 「JP」をとった「JP.Bernard」という
工房製の弓です。
こちらは2種類ございます。
①銀（シルバー） ：定価（税別）：480,000円
②洋銀（ニッケル）：定価（税別）：250,000円
合計5本 入荷しました。
①銀（シルバー、上級品） は3本入荷しました。
現在は「JP.Bernard Bruxelles」と刻印があるので
区別しやすいです。（以前は「JP.Bernard 」でした）
中央にはパールアイ（〇の模様、真珠貝）があります。
ギヨーム巻き、銀・シルクの混合糸を使用しています。
②洋銀（ニッケル）は2本入荷しました。
洋銀（ニッケル）は銀と比べると眩しい感じがします。
こちらの弓のフロッグ（毛箱、黒い木の部分）の中心には
パールアイ（〇の模様）がありません。音には影響は無いです。
①と②の違いですが、見た目の部分（使用している金属
刻印、模様）の違い以外に材料に違いがあります。
乾燥期間が長く、より良い部位から取られた良質な材料の
物ほど高価になります。
見極めは弓の材料：フェルナンブーコの持ち主でもある
ピエール・ギヨームが選別しております。
こちらの弓は
・～100万円くらいの楽器をお持ちの方
・買い替えで20～30万円前後の良い弓をお探しの方
・安価だがプロでも使用できる弓をお探しの方
・新作でフレンチボウが欲しい方
にはぴったりだと思います。
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