A SIGHTSEEING REVOLUTION という素敵なコンセプトの「ITALY Guides.it」が提供する、ヴァティカン・ミュージアムのiPhoneガイド。無料のライト版と4.99USドルのフル版がリリースされている。
ミケランジェロのフレスコ画で有名なシスティーナ礼拝堂から、プラトンに扮するレオナルド・ダ・ヴィンチも描かれている「アテネの学堂」があるラファエロの間まで、画像や音声、動画や3Dで詳しく解説。インターフェイスも美しく仕上がった力作だ。
ちなみにこのサイトでは、ローマ市内観光用のセグウェイ貸し出しサービスや、ホテル予約サービス等も行っており、ミュージアムや観光の新しい楽しみ方を提案しているところが立派である。
フランスではルーヴル美術館のiPhoneアプリもリリースされている。
日本では昨年、上野の西洋美術館で興味深いプロジェクトが行われた。会場に設置されたアンテナから発信される電波を使い、館内を移動すると展示されている作品群の解説動画が表示されるというもの。
東京国立博物館の法隆寺宝物館でも今年、iPhoneアプリの実証実験が行われた。iPhoneをプラットフォームにしたミュージアムのコンテンツが世界中で制作され始めていることを実感。