最後の晩餐に隠された音楽 | レオナルド・ダ・ヴィンチのノート

レオナルド・ダ・ヴィンチのノート

万能の天才、レオナルド・ダ・ヴィンチの活躍を紹介していきます。

ジョヴァンニ・マリア・パーラ氏が書いた本の日本語版「ダ・ヴィンチ 秘密の楽譜」が届いた。早速付属のCDを聴いてみる。パイプオルガンによる神秘的なメロディだ。

こちらは以前この発見(?)が話題になった時に、TVだったかWEBだったかを見よう見真似で自作してみたコンテンツ。テーブルに置かれたパンと使徒の手の位置を音符に置き換えて、レオナルドが鏡像文字を書いたように、右から左へと演奏すると…おーっ、いがいとパーラ氏のCDに近いかも(自己満足)。


アノニモ・ガッディアーノ(逸名の年代記者によって書かれたガッディ家文書)によれば、「レオナルドが30才になった時、かのロレンツォ豪華王によってミラノ公のもとに派遣され、アタランテ・ミリオロッティと共にミラノ公にリラを贈った。その楽器を弾かせれば、レオナルドにかなう者はいなかった。」とあり、レオナルドがリラという楽器の卓越した引き手だったことが記録されている。絵画と科学の天才は、音楽の腕前も相当なものだったらしい。手稿にも数多くの楽器の設計図や、楽譜が描かれているので、レオナルドが音楽についての知識を持っていたことは間違いない。

最後の晩餐に隠された音楽についての信憑性は?だが、もうひとつのダ・ヴィンチ・コードとして好奇心をかきたてられる興味深いテーマである。