ずいぶんとショッキングな光景ですね・・・!
著名な音楽家だかなんだか知らないけど、言うことをきかないからと子供に手を上げるなんて、言語道断だと思いますが。
世間ではルールを守らなかった我儘な中学生の方が悪い、という意見も多いらしいけど、なんとも嘆かわしい。
それまでに、そんなことが無いように指導できなかった、また何か起こっても腕力に頼らずに解決できなかった方の力量と良識が足りなかったのでは。
まして、こんなことが公の場で堂々と行われた、ということも驚きです。
映画のセッションを彷彿とさせる出来事で、あの先生も相当酷かったけど、少なくとも腕力で無理やり舞台から引き摺り下ろすことはなかった。
一方、激高のあまり舞台上で先生につかみかかった主人公は学校を退学になっている。
日野氏は音楽家にとって神聖な場のはずのステージ上で、よくあんなことができたものだとも思いました。
そしてこの人は、もし相手が大人でもこういう行為に及んだでしょうか?
もし自分より力も地位もある大人相手だったら?
そもそも常識のある大人ならルールを守る?いや、大人相手でもそんな衝動にかられることはありますよね?
大人なら警察沙汰か裁判沙汰になりかねないところだけど、子供が相手なら感情のままに暴力を振るっても、愛のムチなどど言って誤魔化せる。
力が弱い、社会的立場もほぼ無い相手にだけ向けられた暴力。
こんなことが教育でしょうか。
暴力を受けた方が学ぶのは、強者には服従しなければいけないけれど弱者は虐げればいい、ということではないでしょうか。最悪です。
日野氏は「この中学生とは、親子のようなものだった」 と弁解してるそうだけど、親子なら暴力を振るってもいいという考えなんですね。自分の子供にも日常的にやったということでしょうか・・・
おまわりさん、児童虐待者がいます!
思えば、自分が学生の頃は先生がビンタしても特に問題にはならない酷い時代でした。
中学校の集会で、忘れ物をした生徒を壇上に上げて並べて次々頬をぶったたいてる先生がいました。派手な音が体育館中に響き渡るくらいの勢いで
幸い自分は免れたけど、たまたま転校してきたばかりで町の学校は恐ろしい・・・と背筋が寒くなりました。
町と言ってもど田舎だけど、元いた所は山の中のもっとのどかな所でそんなことはなかったので。
愛のムチと言っても、子供側から見ると、そんな行為に愛は微塵も感じられませんでした。
そんなことをする先生は少数だったけど、いつも冷たい目つきで特に生徒に慕われることもなかったと思います。
・・・それは悪循環でそうなってしまいますよね。
とにかく、何があろうと暴力に走るのはあってはならないことだと思いました。改めて。