
食あたりは今までに数回ありますね・・・
たいていは外食で、多分、生のものとか脂っこいものだったのが原因で、しばらくお腹が痛かった程度だったけど、この前の胃腸炎は強烈でした・・・!
あれは外食じゃなかったし、食あたりと関係あるかわからないけど(;^_^A
担ぎ込まれた病院でも原因ははっきり言ってくれなかったけど、でもいざという時の病院の有難さが身に沁みましたね。
病院といえば、最近娘に借りた本読みました。
- 代替医療解剖 (新潮文庫)/新潮社
- ¥907
- Amazon.co.jp
医学どころか理系にパープリンな自分でも、面白く読めました。
代替医療の効果を、できる限り科学的に厳密に検証した結果が収められています。現代医療の発展してきた経緯も合わせて書いてあって、とても興味深かったです。
昔の西洋医療では、治療といえば瀉血(血を抜く)が主流で、ワシントン初代米大統領なんて血を抜かれ過ぎて死んだとかΣ(゚д゚;)
果たしてその治療法や薬に効果があるのかないのか、しっかり検討されないままに、伝統と医者の経験だけに頼ってむしろ患者の命を縮めていたんですね。
医者にかかって治るっていうより、医者にかかったにも関らず治ったという方が正しいとかw
病院も不衛生で、お金が無くて医者にかかれない、病院に行けない人の方が助かる率が高かったと(^o^;)
そんな暗黒時代から抜け出して、科学的な知見に立って、より安全で効果のある現代の医療へ発展してきた経緯がよくわかりました。
それに対して、代替医療は通常の医療のように厳しく検証も規制もされていなくて、代替医療の隆盛は暗黒時代へと逆行していくようなものだとのこと。
代替医療の代表的なもの
・鍼
・ホメオパシー
・カイロプラクティック
・ハーブ療法
等が詳しく載ってますが、ほぼプラセボ効果(治るという思い込み)以上の効果は無いそうで。
わずかに例外はあるけど(鍼は腰痛に効く等)、あれにも効くこれにも効くっていうのは誇大広告もいいところ。
たまに効果がしっかりあると認められたものは、通常の医療に取り入れられていくので、代替医療ではなくなっていくんですね。
ホメオパシーって、毒をもって毒を制すみたなものかと思ってたら、ちょっと違うんですね。
何故か薄めれば薄めるほど効果があるということで(巨大な湖に薬の元を一滴たらして作るようなもの)、最終的にできた薬?には、元の成分の原子の1個も入っていないくらいで、どうして効くと思えるのか不思議・・・水に薬の記憶があるからだって主張されてるそうだけどw
薬の元もなんだか怪しいものがあるし。まあ、危険なものを摂るより、むしろただの水を飲む方が健康の為かも( ̄ー ̄;
健康に有害で危険な側面も
カイロプラクティックで頚椎を損傷して後日、脳卒中を引き起こすこともあるとか・・・これ、自分も危なかったんですね~昔一度受けた時、思い切り首を捻られてたから、もしかしたらとっくに死んでたかも。(;°皿°)
一見安全そうなハーブ薬も気をつけないと、下手に効き目があるものは他の薬と干渉して症状を悪化させたりするし、人体に有害なものもあるし、重金属に汚染されいるものすらあるとか。
代替医療は概して高額なので、その分効き目があると思い込んでプラセボ効果が高まるかもしれませんね。
どっちにしろ効果があればいいじゃないかという考えもあるけど、本当に効果のある通常の医療を受ける機会を逃して容態を悪化させるという害もあるし。
大金払って健康を危険にさらして何の意味があるのでしょう・・・それで大儲けしてる人々にとっては、大いに意味のあることでしょうが。
代替医療の患者は高額な治療費を払ってくれるので、丁寧に一見、親身に時間をかけて診てもらえるから、そっちに惹かれるのかも。
通常医療は普通の食堂かファミレスで、代替医療はスナックかぼったくりバーみたいって思ったけど苦しいかしらんw
大金を払う割に飲食するものはたいして栄養無いけど、ちやほや相手してくれるからいい気分になれるかも~でも気がついたらすっからかんで飢え死にしてるかもw
最近は本当にいろんな情報が溢れていて、過激な口調で医療を断罪するものも目に付きます。
通常の医療にもいろいろと問題があるけど、最近は御用学者や御用医者なんていう輩まで出てきて大いに信用の失墜に一役買ってるけど、だからといって全てを否定して暗黒時代に戻ったら、一層悲惨な結末が待っているのは目に見えてると思うのですが。
普段から健康を保つように心がけて、具合が悪くなったらまずは普通の信頼できる病院にかかるのがいいですね。