
どちらもアリで場合によってどちらでもいいと思うけど、「にほん」が好きかな。
静かで声高に主張しない感じがして。
最近、日本や日本人ってどんな存在なのか、つくづく考えることが多くなりましたね。震災以後特に。
戦争は遠い過去の出来事で、今では殆ど関係無いと思っていたら、大間違いだったこととか。
全てのことが繋がっていて、今、こういうことになっているのですよね・・・
今一度、いえ、今だからこそ、広島や長崎のことを知らなくてはいけない、考えなくてはいけないと思うこの頃です。
アーサービナードさん著の 「さがしています」 という絵本読みました。講談社出版文化賞や産経児童文化賞を受賞した素晴らしい本です。
アーサーさんの詩と、絵本だけど絵ではなく物の写真が載っていて、広島で被爆して亡くなった方の遺品達が語りかけてきます。
その瞬間のほんの少し前まで、当たり前に普通にあった人々の暮らしや想いや体温までもがリアルに感じられて、一気に広島のことが身近に思えるようになりました。
実際に行って自分の目で見るのが一番いいんでしょうけど・・・日本人なら、一度は広島や長崎に行ってみるべきですね!
修学旅行で行く学校もあるでしょうけど、残念ながら私は行く機会がありませんでした。学生のうちに必ず一度は行くことにしたらいいのに。
一偏だけ紹介させていただきます。
いただきます
いただきます
レイコという 女の子は
ぼくのふたを ぱかっと あけて
ごはんと 豆を たべてくれる はずだった。
12さいの レイコちゃんは ヒロシマの
たてものを こわす しごとを
毎日 やらされていた。
8月6日の あさ げんばに いったら
ピカアアアアアッと 光った。
ぼくは ごはんを ぎゅっと まもろうとした。
なのに ネツが ねじこんで
なかまで 放射能は じわっと
しみてきたんだ。
もう ごはんは
たべてはいけない。
それでも ぼくは さがしているんだ。
レイコちゃんが いえなかった
「いただきます」を。
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