行って参りました!
「魂のコンポジウム」 in 金沢

自分は2回目の参戦です。
前回の福井に行ってきたし、今度は平日で仕事があって無理だし
と、気になりつつも最初は行く気無かったけど、せっかく近く(隣県)でやるんだし、半日だけ休めばなんとか行けるんじゃないかと、行くことにしました。
お子さん連れ歓迎!ってあったので、子供を誘って、二人で参加。
子供っていっても、もう20歳過ぎてるんですけどね 。
12時にダッシュで会社出て、子供のアパートに走って子供を拾って、高速で金沢へ
ご飯食べてる暇も無いと思って、おにぎりと簡単なおかずを持参して車の中で食べながら、ナビを頼りに走りました車
近いと言っても殆ど行かず地理もわからないので、ちゃんと着くかの自信も無かったけど、どうにか開催時間ギリギリに会場に到着~

と、ホールに入る前に、ばったり先生に会ってびっくり!Σ(・ω・ノ)ノ!
いえ、いらっしゃって当然なんだからそんなに驚かなくていいんだけど、元気ににこやかに「こんにちは!」と声掛けられて、ちょっとドギマギしつつ、挨拶返して通り過ぎました・・・
前回なんかつれなくされた気がして、落ち込んでたのが一気に浮上↑↑
ちょっと被害妄想だったかしらん・・・?
はあ~ネガティブ人間だけど単純だから、ちょっとしたことで浮き沈みしちゃうのよね・・・ もっと落ち着かなくちゃ

コンポジウムは2回目なので、落ち着いて臨めました。
前回は張り切り過ぎて、一番前に座って緊張したので、今度は一番後ろの席に座りました。
会場を見渡すと、参加者が少なくてちょっと残念
平日の昼っていうのもあったでしょうけど・・・
ま、そんな日でも駆け付ける精鋭?ばかりと思えばいいかしら(笑)
内容は、前回よりは淡々と進んでいく感じで、でも良かったです。

以下、順不動で、自分の印象に残ったものです。


福島から金沢に避難してこられた年配のご夫婦
元々は東京に住んで農業とは全く縁が無かったけど、ある時、市民農園を借りることができて、始めてみたらとても楽しくて、福島に移住して自然農法で農業をやってらしたそうです。
福島の豊かな美しい土地で平和に暮らしていたのに、原発のせいで避難することになって・・・
事故直後に避難して、今は金沢でまた農業をして暮らしておられます。
とても品があって知的な雰囲気のご夫婦で、本当に農業が楽しいとおっしゃてて、それが目からウロコでした。
自分の地元も田舎だから、周りでやってる人はたくさんいるけど、大変とか、儲からないとか、道路や鉄道にかかって田んぼが売れないかとか、そんな話しか聞かなくてあまりいいイメージ無かったけど、生きがいを持って楽しんでやってる人もいるんだなあと。
それに、自然農法は農薬や肥料を使わないので、安全で安心ですね・・・環境さえ良ければ!
他から物を持ち込まず、そこの草を刈ってしいておけば肥料になって、雑草も抜かずにおけば、根が張って大雨でも土が流れていかなくてとてもいいそうです。
穏やかに、自然と共に生きることができて、とても素晴らしいと思いました。
結局その方が美味しくて健康にもいいものができるし。
今は産地を選んでも、肥料や腐葉土すらも放射能で汚染されてる時代だし、従来の農薬も毒だから危険はあるし、究極一番いいのは、自分で納得できる方法で作って食べるってことですよね~
すぐにはできないので、せめて食事はなるべく手作りで、一応産地を選んで作っています。

✩東京の割烹の店の方
儲けを度外視して、安全な美味しいものを提供しようと努力なさってる、貴重な方ですありがちなキラキラ
安冨先生からは、安心して食べられるとの紹介でしたけど、ご本人からは、セシウム入っています!とのこと・・・
もう、入ってないものなんて無いし、流通の実態はひどいものだと。
産地偽装は当たり前で、たとえ西日本にいても、全く安心できないとか。
料理を出すっていうことは、殺人に加担してるんじゃないかと、とても悩むとまでおっしゃっておられました
そういえば、自分は最近、お米は地元の米だけ扱ってるお米屋さんで買ってるけど、そこの人の話でも、福島のお米が安く大量に入ってきて、外食とかで使われたり、はたまた地元産に混ぜて売られてることもあるとか!
そうでしょうね・・・たいていの企業なんて、一円でも安くコストを抑えるのに血道を上げてるんだから。
それで消費者や一般人がどうなるか、は今まで食中毒や公害でたくさんの被害者が出てることからも明らか。
だから今や国を上げて食料・物資・瓦礫の拡散で被害を全国に広めて、責任を曖昧にしようとしているのでしょう。
福島でだけ、癌や奇形が増えたら困るから


✩一人漫才
女優の方で、原子炉の「ふげん」お婆ちゃん・「もんじゅ」孫になりきって、数々の問題点を浮き彫りにする、楽しくもシュールな漫才でした。
大変エネルギッシュで、長時間なのにぎっしりの内容で、少々疲れました。
でも、もっともっと言いたいことは山ほどあります!って勢いで、とっても共感しました。
テレビでも、下らないことばかりやってないで、こんなの流せばいいのに・・・でもゼッタイやらせてもらえないんでしょうね~

✩技術者で元原子炉の設計なさってた方
今は反原発に取り組んでおられて、どうして作ってたのに反対するんだ、なんて当局に言われたけど、作ってたからこそ問題点がわかるんだ、と。
自分が廃炉まで30年という予定で設計したのに、それを超えて40年、50年と運転しているのがおかしい、と。
そんなの、危なくてしょうがないですよね・・・ただでさえ危険なものだから、慎重に取り扱うべきなのに、耐用年数超えたものを酷使しているなんて、有り得ない
想定外も何も、事故が起こって当然のことをしてきて、まだ続けようってバカな政治家達が我がもの顔で国を取り仕切ってるなんて、溜息しか出てきませんわ ( ̄∩ ̄#


✩福島の様子
「頑張ろう」と、どこにでも書いて掲げてあります。
とにかく、どこにでも、何にでも。
店という店・自販機・公共の施設・果ては原発にまで!
原発にって・・・凄いブラックジョークだなと安冨先生がおっしゃっておられました。
本当にそう思うし、そんなことしてる暇とお金があれば、もっと違うことに使ってほしいですよね!
子供を元気付ける為にか、イベントが開かれてミッキーマウスが来てたけど、子供達が喜んで行って座ったところは高い数値が出ていたり・・・
小学生の作文が読まれました。
「除染といって、学校のグラウンドの土をはがして埋めていました。
それで数値が下がったから、もう大丈夫と言って言われました。
でも、雨が降ったらまた放射能も降ってきます。
一度だけなら大丈夫かもしれないけど、何度も何度も雨が降ったら、また高くなるんじゃないでしょうか。
私は、グラウンドには出ません。」
小学生でも、こんなに分かってるのに、そんな境遇に子供を置いておくなんて、頑張ろうって掛け声がとても虚しい。
お医者様が、放射能は溶けない雪だとおっしゃっておられました。
決して無くならない、どかすことはできても、また降り積もってくる見えない、あたり一面を被った雪。
雪なら春が来れば溶けるけど、絶対溶けない、しかも有害な雪と一生闘い続けなければいけないなんて・・・
雪国に住んでいるだけに、苦労がよくわかる気がきます。
いえ、もっともっと大変でしょうね


✩安冨先生
安全な原発の不可能さについて
問題点をひとつひとつ上げて対処すれば、安全なものができるか?
問題の数が多過ぎて、数え挙げるだけでも数兆年かかるから、不可能
今は、起こる可能性が高いものだけに対処してるに過ぎない


そうですよね~他のものでも問題や事故はあるけど、原発は一度事故が起こったら取り返しがつかないほどの被害になってしまうから、完全なものができない限り、やってはいけない。
そしてそれは不可能だし、加えて、放射能問題も解決できてないから、尚更手を出したらいけなかった・・・


原発も問題だけど、何より問題なのが、それを引き起こした穏便体質
このままでは、またズルズルと戦争に突入していってしまうかも・・・
まさかそんな、と思うけど、そんなことが次々起きてるから何があっても不思議じゃないですよね
世の中が変わって行けばいいのだけど。

毎週金曜の、官邸前のデモに何度か行かれたそうです。
そこに来てる人に話を聞いたら、安心したいから来てるという人もいるとか。
周りの人は全然、原発や放射能のことを心配してなくて、話題にもならない。
だんだん自分がおかしいんじゃないかと思えて不安になってくるけど、ここに来たら、おかしくないって思えて安心すると。
私も、何度もこういう集まりに行くのは、不安だからってところありますね。
不安で情報収集もしたいけど、安心もしたい。
自分がおかしいんじゃないって確認したい、情報収集だけならネットでもできるけど、原発に関心のある人の姿を実際に見て、生の声を聞いて、ちゃんと同士?がいるって再確認したい、みたいな。
集まってるだけじゃなくて、交流して繋がりあえばいいのにともおっしゃってて、そうだなと。
人見知りでそういうのは苦手だけど、次回は知り合いの一人も作れるように頑張ってこようかしら

翌日は仕事が溜まってて残業になったけど、無理してでも行ってきて、本当に良かったです!



余談:
当日先生の服の下にこのTシャツ発見!


 

上には黒と茶色のストライプのシャツ羽織って、下は茶色の皮のパンツで、オサレな先生でした キラキラ