エッフェル塔(ビーチバレー)やベルサイユ宮殿(馬術など)と、世界的観光名所も舞台に26日に開幕するパリ・オリンピック。華やかな印象とは対照的に、大会運営は「質素」という言葉が似合う。五輪ではおなじみだった、あのセレモニーも廃止に。節約の徹底ぶりに驚く関係者もいる。「中略」

 「無駄とまでは思わないが、ここまで省略するとは……」。入村式廃止を目の当たりにした日本の競技関係者からは、驚きにも似た声が漏れる。

 東京五輪では入村式こそ取りやめになったが、選手村の村長として元日本サッカー協会会長の川淵三郎氏が任務をこなした。パリ五輪には村長も置かない。なお、パリ五輪選手村の村長室と当初想定されたスペースは子育て中のアスリート用の託児所として改装されているという。

 経費削減もさることながら、パリ五輪は持続可能な大会をうたう。競技会場のうち95%で既存施設または仮設競技場を活用。さらに二酸化炭素排出量削減のためにディーゼル発電機への依存もなくし、すべての競技場が電力網で接続される。

 さらに組織委は「メディア側も大会のエコシステムで役割を果たすよう求める」とし、これまでの五輪でおなじみだったメディア用の取材キット(専用のバッグや大会情報が記載されたハンドブック)の配布をやめた。

 花の都では、その名と裏腹の地道な取り組みが続けられ、これまでの「当たり前」に疑問が投げかけられている。【パリ岩壁峻】

 

 

おなじみのイベントも廃止……パリ五輪の「節約徹底」に驚きの声(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

 

東京オリンピックもParisオリンピックとほぼ同様の節約オリンピックすればよかった!