あまりの猛暑で植物の光合成が停止し、熱帯雨林が二酸化炭素の吸収源から放出源へと転じるなど、未曽有の気候変動により常識外れの事態が次々と起きています。新しく、気温上昇が原因で植物が放出する化学物質が変化し、これが都市部の大気汚染の隠れた原因になっていたとの研究結果が報告されました。 Temperature-dependent emissions dominate aerosol and ozone formation in Los Angeles | Science https://www.science.org/doi/10.1126/science.adg8204 The Sky over Los Angeles: Rising temperatures affect air quality https://www.fz-juelich.de/en/news/archive/press-release/2024/the-sky-over-los-angeles-rising-temperatures-affect-air-quality Trees Have Become a Hidden Source of Air Pollution in Los Angeles : ScienceAlert https://www.sciencealert.com/trees-have-become-a-hidden-source-of-air-pollution-in-los-angeles「中略」

 

植物が空気中に放出する化学物質は、害虫や水不足、そして高温などに対するストレス反応によって変化しますが、そのような反応で発生する物質の中には前述のようなVOCも含まれています。こうしたVOCが、自動車などの排ガスに含まれる窒素酸化物と反応し、オゾンを生成したりエアロゾルやPMの発生の原因になったりしていると研究者らは考えています。 ファンナースティル氏は、「分析により、気温が高い時期のオゾン汚染を最小限に抑えるには、ロサンゼルスの窒素酸化物排出量をさらに50%削減しなくてはならないことがわかりました」と話しました。 2024年1月にドイツのユーリッヒ研究センターに移籍したファンナースティル氏は、今回の研究で用いた分析手法をさらに改良し、ドイツの都市や山林の大気を調査する予定とのこと。森林のストレス反応に関するこれまでの研究は、少数の小さな木で行った実験によるものが多いため、実際に森林から収集されるデータは気候モデルに関する今後の研究にとって重要なものになると期待されています。

樹木が都市の大気汚染の「原因」だったという驚きの調査結果、気温の上昇で植物に異変 (msn.com)

 

信じるべきか、信じないほうがいいか

 

 

地球温暖化が人類、下手したら地球滅亡させるかもしれない?