妹の結婚式
イランの結婚式は3日間つづきます。
昔は、一週間つづいたそうです。
一日目は、およめさんの家で
両家の親族がそろって
男女別々でおいわいします。
このときは、だんなさんの親族からの
ギフトがどんどん届けられます。
バック 、金製品
、コスメティック
、
くつ 、台所用品です。
ギフトは出席者全員に公開され
お祝いの現金額も大きな声で
司会者に読み上げられます。
日本のお金で5000円くらいが多いかな。
食べて、おどって 2時間後
ヘナを女性全員の手のひらにつけて
結婚のきずなをわかちあいます。
ヘナは1分後にはすぐふきとらないと
色がのこってしまうので、すぐ洗います。
2日目は大イベントで200~300人
結婚式場にあつまります。
もちろん男女は別です。
始めは、両家の親族だけが
花婿と花嫁の前にあつまり
イスラム式の結婚の儀式をします。
このときだけ、男女いっしょです。
ハイポ-ズ
カメラの担当者と打ち合わせをする
妹とだんなさん。
親族ひとりひとり、本人たちにお祝いの品物を
おくります。
僕は金の大きなペンダントヘッドを
プレゼントしました。
長男だから、かなりふんぱつしたよ。(笑)
身内のセレモニーがおわると、
宴会会場で、300人くらいの招待客と
また食べて、おどってお祝いします。
このときも男女は別です。
奥さんのはなしでは、
女性は紅白歌合戦で歌手がきるような
肩をだしたとてもセクシーな
ロングカクテルドレスを身にまとい、
まるで叶姉妹がきるような
スパンコールやビーズの、はなやかな衣装を
見てびっくりしたそうです。
男性の目もないので、頭のおおいもとり、
おもいきっり、老若とわずおどりまくります。
バービー人形のように、みんなきれいに
メイクアップし、「こんな派手な結婚パーテイーは
日本にはないわ」と言っています。
残念ながら、男の僕はきれいにおしゃれした
彼女たちを見ることはできません。
そのあと、親族は新婚さんの新居 を
見にいきました。
新築の新居にとうちゃくした、妹たち。
イランでは、だんなさん側が住居を用意します。
家具や電気製品、生活用品はおよめさん側がそろえます。
僕の国は、インテリア製品が豪華なので、
新居はうちよりとても立派に見えたよ。
式の翌日は、だんなさんの実家で
またパーテイーです。
また男女べつです。
結婚祝いのプレゼントが山のようにつまれていました。
ご祝儀の現金が次々に公開され、
金額をノートに書きとめる係りの人もいます。
日本人の奥さんは、日本円をつつんだので
読み上げる人が、これはユーロかしらと
とまどっていたそうです。(笑)
女性は3日間、同じ服はきれないし、
プロにヘアセットしてもらったり
もうお祭りさわぎです。
ニッセンの通信販売で、あわてて用意した礼服を
一着しかもっていかなかった奥さんから
恥をかいたとしかられてしまったよ。
(ごめんね。)
さいわいにも、おとうとたちのお嫁さんから
ロングドレスを借りてきりぬけたけど・・・
ぶじに末っ子の妹の
結婚式をおえて
ほっとしている
今夜が山田~です。